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差し込む光に身を任せ、瞼を上げる。
ここは天国なのだろうか。俺はそういうのは信じないタイプだったんだが。
あの時、俺は十尾の攻撃からナルトとヒナタ様を庇って死んだはずだ。
ここが天国と言われればそれまでだが、全くもって死んだような気がしない。
あたりを見回せば、巨大な木がたくさんそびえ立ち、川のせせらぎや時たま鳥の囀りが聞こえる。
しばらくあたりを見回していたが、そこではっとする。
なぜすぐに気づかなかったのか。チャクラが全くと言っていいほど感じられないのだ。
試しに印を組むが、变化などの基本忍術に加え、白眼までもが使えない。
俺は仲間のために死んだ。それについては後悔などしていない。
まずいのは、俺が死なずに敵の術中に嵌っている場合だ。
ここがどういう場所で、俺が今どういう状態なのか、調べる必要がありそうだ。
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作者名：lye | 作成日時：2021年10月15日 17時
