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あれからしばらくすると、突然大きなアラームの音が鳴り、試験官と思われる人物が現れた。
それからは一次試験の説明がされ、内容としては、二次試験会場まで走る試験官にただついていけばいいということだ。
その内容の緩さに不満を持つものがかなりいたようだが、それも関係なしに一次試験は開始された。
白眼の視界範囲ではこの地下道は数キロ以上あるということしかわからなかったが、地下道の伸びている方向からして、二次試験会場は軽く数百キロは先にあるだろう。
あの方向には山や湿原がほとんどのはずだからな。
まあこれも推測でしかなく、二次試験の内容次第だが。
それからは、少しずつ進むのが速くなる試験官に合わせ、歩きから走りに変わりだした。
百キロほど進んだ頃から少しずつ脱落者が発生。
またしばらく走っていけば、先の見えないほどの階段が現れ、その階段の途中で脱落者が増え、地下道の出口と思われる場所についた頃には約100人が脱落していた。
会場に到着したかと思われたが、どうやらまだこれから走るようだ。
この先はやはり湿原のようで、そこでも試験官を見失わずについてきたら合格だそうだ。
説明の際に試験官に化けた猿みたいな奴(湿原の生物)が殺される、などということもあったが、それからはまた普通に試験が再開された。
ちなみに試験官にトランプを投げていた奴は、ここではレベルが違う奴の一人だ。もともと面倒なので関わらないようにしていたが、そのような理由以前にあいつは気持ち悪い部類の人間のようだった。
一層関わらないようにしようという気持ちが強くなった。
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＿＿＿卍＿＿＿
思ったんですけど、一次試験の内容って念ありじゃないと無理なきがします。
80km地点で脱落者一人とか、こいつら体力だけはバカみたいにあるのか。
とりあえず、雑魚に見えてみんなすごすぎない？謎の世界観(^O^)
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作者名：lye | 作成日時：2021年10月15日 17時
