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1デビュー前の僕ら ページ6

テユンside

僕たちSEVENTEENはデビュー前に撮影をすることになった。
もしかしたらこれが最後かも知れない、と期待に胸を膨らませる。




今まで何度もデビューを逃しているし、4年間で抜けてしまったメンバーもいる。




それでも、これが最後のチャンスだと思って望むことをメンバー全員で決めた。




「ねぇ…ヒョン…これでデビュー出来なかったら
 僕たちまた練習生…?」




「チャナ、そんなことは絶対にないよ。
 僕たち14人で絶対デビューを勝ち取ろう。」




「そうだぞ!チャナ!俺達指輪も貰ったんだし!」




そう言ってスニョンが得意げに見せるのは、僕達が
SEVENTEENであるという証の指輪だ。




今年の始めに代表から直接貰った大切なもの。
これは僕達の見えない絆を形あるものとして示す
大切な宝物だ。





「ホシはそう言いながら震えてるよ笑」





「いや!これは武者震い!!」





シュアヒョンが言った一言でぎくりとするスニョン。





何気なく、”ホシ”という言葉がデビューの緊張をさらにあげる。





「虎視眈々何て凄い名前ですね〜、ホシヒョン!」






そう言って揶揄うのはスングァン。





「お前らもうそろそろ寝ろよ、、
 明日撮影なんだぞ、、、」




緊張と体力面を考慮してか、もう寝る体制に入る
ハニヒョン。




「そうですね、寝ましょうか!」




電気を消そうと自分から立つ優しいソクミン。




ジュニとミンハオ、ウォヌとミンギュも寝る体制だ。




ハンソルもスングァンと巫山戯てたみたいだけど、
おとなしくなった。




「テユニヒョンは寝ないんですか、、?」




眠たそうに聞いてくるチャニ。




僕は頭を撫でながら言った。




「チャナたちは寝てていいよ。
 僕はちょっと出てくるね」




今頃、まだ事務所にいるであろう彼らの様子を見に
行かなきゃ。




「あ、テユナ。俺も行く」




そう言ってスニョンも上着に手をかける。




「ヒョンたち〜、何企んでるんですか?
 僕達も行きます!!」




「いいからお前らは寝てろっての」





「イテッ!」






スングァンの頭を優しく小突きながら、早くいけ、と目で合図を送るハニヒョン。




ほんとにこの人には敵わない、と思う。



「じゃあ電気消しますよ〜」




14人全員が凄く仲が良いわけじゃまだ無いけれど、
このメンバーとなら上手くやっていける、そんな確信めいた物を胸にいだきながら皆が寝る部屋を僕とスニョンはあとにした。

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もか - 大好きなので待ってます! (2020年5月18日 10時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
茉由(プロフ) - sさん» コメントありがとうございます(*_ _)楽しめる作品を作っていけるよう努力します! (2019年11月30日 0時) (レス) id: 016f30ae95 (このIDを非表示/違反報告)
s - すごく好きです!続きも楽しみに待っていますね! (2019年11月29日 23時) (レス) id: 49f623c580 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉由 | 作成日時:2019年11月24日 15時

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