{SVT} SEVENTEEN's ANGEL {WZ} (ページ3)

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再会ページ3

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「随分と遅かったじゃないか、A。」

『あはは。結構体にガタきてたみたいで、ちょっと時間かかっちゃいました。』

相変わらず優しい笑顔の代表に、不覚にも泣きそうになる。

「天使の羽休め、か。」

『いやいや、うちにはもう剛田っていう天使がいますからㅋㅋ』

「ㅋㅋㅋ ｣

中身は全然1ミリも天使じゃないけどね。

｢早くあいつらの所に行ってやれ。…特に鬼PD、あれから更に自分に対して鬼になったぞ。」

『うわあ、忘れてないかなみんな私の事。…まあとりあえず行ってきます。』

「ああ。」

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失礼しました、と一言告げて出てきた久しぶりの社長室。

代表にはあんな風に言われたものの、冗談抜きで私のことを覚えていてくれているのか、実際本当に分からない。

…だがここまで来たのに帰るわけには行かないので練習室へと足を進める。

久しぶりに見る練習室までの廊下。

久しぶりに見る思い出の自販機。

ここでオッパにコーラよく買ってもらってたなあ。

そんな思い出をかみ締めながらゆっくり、確実に、自分の足で歩を進める。

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『ふぅ… 着いちゃった。』

夢にまで見たこの瞬間、やっぱりいざみんなに会えるとなると逆に緊張してしまう。

入院が決まってから、新たなステージに日々挑戦していくみんなの顔をちゃんと見れるかわからなくて、

毎回曲を作ってくれて、毎日たくさん愛してくれたオッパの顔を涙を流さずに見れるか不安で、自分からみんなを遠ざけた。

そんな自分にもう一度みんなの輪に入る資格はあるのか、怖くて仕方がないなんて。情けない。

『…行かなきゃ何も始まらない。』

覚悟を決めて、目の前のドアに手をかけた。

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