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「あ、Aおはよう」
「ラン〜〜今日はごめんね」
「いや、それはいいんだけどさ、あんた大丈夫?」
「え?」
何とか登校時間に間に合って教室に入ると、遅い時間だからかほとんどの人が登校し終えていてざわざわと騒がしい。
その中からランを見つけ出して駆け寄るとランが心配そうに私の顔を見る。
「あんた、学校中で今頃噂になってるよ?」
「…な、なんて?」
「ジョンハン先輩と仲良さそうに登校してた、って」
……え?
聞き間違いかと思ってもう1回説明してもらったが何度聴いてもそれは同じ。
私がジョンハン先輩と登校してたのはついさっきまでの話でそれがもう学校中に広がっているということに恐怖が隠せない。
ランが言うには、たまたま私達ふたりの姿を見た生徒が掲示板に書き込みをして拡散されたそうで。
「…今時、掲示板……」
「だから当分は大人しくしてなね。
今色んな女子に目つけられてるから」
今はHR前で落ち着いてるけど先輩とか教室押しかけてくるよ多分。と恐ろしいことを平気で口にするランを私は軽く叩いてこれから起こることを想像して独り震えた。
その時ランの携帯が振動して2人で携帯を覗き込む。それは着信知らせる通知だった。
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のあ - 第1章お疲れ様です。可愛くていつも続きが気になってソワソワしています(笑)これからも応援しています♡ (2021年11月9日 22時) (レス) @page49 id: 625f9eab89 (このIDを非表示/違反報告)
Luu.(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます!そのように言っていただけて嬉しい限りです。これからも是非ご覧になってください(ᐡ ̥_ ̫ _ ̥ᐡ) (2021年10月5日 20時) (レス) id: 93ea43e5d7 (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 続きが気になります!これからも更新楽しみにしているので、頑張ってください♡ (2021年10月4日 2時) (レス) @page29 id: 625f9eab89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luu. | 作成日時:2021年9月14日 11時