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“本当は俺から聞くべきだったんだけど機会逃したから”
そこで終わった彼のメッセージからは、だから追加してくれたという旨が伝わる。
絵文字もスタンプもない文がジフン先輩らしくて不思議と冷たい感じはしなかった。
それから自然に、ジフン先輩とのメッセージのやりとりは続いた。
話してみてわかるのはジフン先輩はとても聞き上手だということ。
相変わらず文面はサッパリしているけれど、私が話すことにはしっかりと返事をしてくれるしそれも適当ではなくてちゃんと私の話を踏まえての感想だったりアドバイスだったり。
そんなジフン先輩と話してるからか、つい話しすぎてしまって気づけばまあまあな時間になっていて。
明日は土曜授業がある日だから早めに寝ようと思っていたのに、ジフン先輩と話すことが楽しすぎて全く時間を気にしていなかったから時間感覚が鈍ってしまっていたようだった。
“あ、ごめんなさい、少し話しすぎました汗”
“ほんとだ、気づかなかった”
“大事なお時間をこんなことに割いてもらって申し訳ないです……”
“なんで。普通に楽しかったし気にしてない”
そんな言葉までくれるからジフン先輩は罪だ。
好きな人からこんな言葉を貰えば簡単に心躍るっていうのに。
“あの、じゃあそろそろ寝ます。
ありがとうございました”
少し眠くてぽーっとする中でそんなメッセージを送る。ジフン先輩とお話してて眠くなれるなんて幸せな夜だなぁ。
そんなことをぽやぽやと考えていた時だった。
“
「……へ、A……？」
それは本当に突然で。
いきなり呼ばれた名前、しかも呼び捨てに私は呆然と携帯の画面を見つめる。
名前はそりゃ知られているだろうけれど、呼んでくれるなんて思ってもみなくて。
結局そのメッセージに返信することが出来ず、さっきまで眠かったのに完全に目が覚めてしまった私が寝付けたのは深夜を回った頃だった。
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のあ - 第１章お疲れ様です。可愛くていつも続きが気になってソワソワしています(笑)これからも応援しています♡ (2021年11月9日 22時) (
レス) @page49 id: 625f9eab89 (このIDを非表示/違反報告)
Luu.(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます！そのように言っていただけて嬉しい限りです。これからも是非ご覧になってください(ᐡ ̥_ ̫ _ ̥ᐡ) (2021年10月5日 20時) (レス) id: 93ea43e5d7 (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 続きが気になります！これからも更新楽しみにしているので、頑張ってください♡ (2021年10月4日 2時) (レス) @page29 id: 625f9eab89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luu. | 作成日時：2021年9月14日 11時
