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「…Aちゃん、だよね?」
「…へ、」
「ねぇそうだよ!ほらジフナ、ウォヌ、Aちゃん!」
ジュン先輩がジフン先輩とウォヌ先輩の腕を掴んで
フリフリしながらそう言って跳ねる。
可愛い…じゃなくて。
今、ジュン先輩私の名前を呼んだ…?
どうしてジュン先輩が私の名前を知ってるの?
「…へぇ、面白いな」
ジュン先輩の呼びかけに口角を上げるウォヌ先輩。
その反応はウォヌ先輩も私を知ってる、ってこと…?
「…な、なんで、私の事………」
ついに出たのはそんな震えた声だった。
ジョンハン先輩とスニョン先輩に続いて
ジュン先輩やウォヌ先輩まで。
お2人と同じように私には言えない理由、なんだろうか…。
でも、待って。
もしもその4人が同じ理由で私を知っているとしたら
それは…ジフン先輩も私のことを知っているのでは…?
それも、中学生の頃から。たらりと背中に冷や汗が流れる。
もし、もしもジフン先輩が中学生の頃から
私を知っているとしたら私はもう終わりだ。
あの当時の私を知られているのは
黒歴史時代の私を知られているということで。
嫌だ、絶対に嫌だ。
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のあ - 第1章お疲れ様です。可愛くていつも続きが気になってソワソワしています(笑)これからも応援しています♡ (2021年11月9日 22時) (レス) @page49 id: 625f9eab89 (このIDを非表示/違反報告)
Luu.(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます!そのように言っていただけて嬉しい限りです。これからも是非ご覧になってください(ᐡ ̥_ ̫ _ ̥ᐡ) (2021年10月5日 20時) (レス) id: 93ea43e5d7 (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 続きが気になります!これからも更新楽しみにしているので、頑張ってください♡ (2021年10月4日 2時) (レス) @page29 id: 625f9eab89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luu. | 作成日時:2021年9月14日 11時