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「…し、知りません。
ただの店員さんですし、そんな個人的な会話もしたことないので……」
そう、私とジフン先輩はお客と店員と言うだけの関係であって
勝手に名前も知っているけれど彼から直接聞いたわけじゃない。
ここで私が先輩の名前を知っていたら明らかに怪しまれてしまう。それだけは避けたい。
「じゃあ自己紹介する?はい、ジフナから」
スニョン先輩、どうしてあなたはそんなに急なんですか…。
ジフン先輩が私を知って何になるのだろう。
知りたくも無いはずだ、私の事なんて。
だって私はそこらの客と変わらないただの一般市民で
ジフン先輩は学校で大人気の店員さん。
ここで自己紹介する必要はあるのだろうか?
ジフン先輩だって、嫌なはずなのに。
「…お前な……」
とジフン先輩は軽くスニョン先輩を睨んだ。
当たり前の反応だ。何とかこの場を逃げ出したい。
それなのに、つぎの瞬間
「……A高校2年、イジフンです」
……え?自己紹介した…?ジフン先輩が?
「はい次Aちゃん!…どした?」
動揺する私の顔を覗き込むスニョン先輩。
だってこんなの、おかしいのに。
「…び、B高校1年、パクA……です……」
ジフン先輩に名前を知られてしまうなんて……。
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のあ - 第1章お疲れ様です。可愛くていつも続きが気になってソワソワしています(笑)これからも応援しています♡ (2021年11月9日 22時) (レス) @page49 id: 625f9eab89 (このIDを非表示/違反報告)
Luu.(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます!そのように言っていただけて嬉しい限りです。これからも是非ご覧になってください(ᐡ ̥_ ̫ _ ̥ᐡ) (2021年10月5日 20時) (レス) id: 93ea43e5d7 (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 続きが気になります!これからも更新楽しみにしているので、頑張ってください♡ (2021年10月4日 2時) (レス) @page29 id: 625f9eab89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luu. | 作成日時:2021年9月14日 11時