新年会 におい ページ27
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『それでは、これでお開きとしマース!!
二次会とかはご自由にどうぞー!!』
ザワザワ
あたりにお開きムードが漂い、参加者は二次会組と帰宅組に別れ始める。
一方LDHはというと、
明日朝早くから取材のある三代目さん
撮影がある片寄さんなど数名
の姿はもうなく、ツアーが控えているランペたちも帰り支度を始めていた
私も帰らなきゃ、とジャケットを羽織り、ゆるく結んだ髪をほどくと
A「ひゃっ」
後ろから しゅっ と何かを吹き付けられた
爽やかな果物のような香りが鼻を満たし、
すぐにその匂いの主がわかった
A「……かずまの匂いだ」
壱馬「あれ、わかったん (笑) いい匂いでしょ、これ。」
後ろから顔を覗き込んできたのは、
予想通り壱馬だった
A「そりゃ、臣さんと同じ香水だもん。
ていうか、なんで急に??びっくりした 」
壱馬「いやだってさ……
さっき、めっちゃ近かったやろ、陸さんと。」
さっき、というのは大体検討がつく。
あの撫で回してたやつだ…今思い出すとちょっと恥ずかしい。
すると壱馬が、私のおろした髪を持ち上げ、
首筋に吸いつけられるように鼻を近づけてきた
A「えっ、ちょまってなに、」
壱馬「…やっぱり……
嫌やねん、ほかの男の匂いつくの。」
首元でボソボソ話され、背筋が ぷるっ と震える
A「ちょ、酔ってるの…!?」
壱馬「………かぁええな、ウサギみたい…
こんまま俺に飼われる?」
シュッ
色っぽく囁いた壱馬の匂いを、再度全身に浴びる。
波乱の新年会の記憶が、全て彼に書き換えられるくらい、
私の五感全てが支配されていく____
︰
︰
慎「壱馬さーん、そろそろ帰りま…
え?なんでAさんにのっかてんの!?」
A「ううう、まことくぅん、たすけてぇ…」
瑠唯「さっきだいぶ飲んでたからねぇ…
ほら、かーずーまーー、おきてぇーー」
壱馬「ぅ…ん…や、だ……おれの、うさぎ…」
A「なっ…!!」
瑠唯「あはは、寝言でうさぎだって〜。 かわいいね〜」
慎「いや可愛くないっす。
とりあえずAさんからどーいーてーーーーー」
このあと剥がすのに1時間近くかかったとさ。
︰
A「シラフであのテンションじゃなくて良かった…」
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しろ(プロフ) - 主人公の身長設定160は少し大きすぎるんじゃないでしょうか?北人くんが頭上に肘をつける身長差じゃない気がしまして…。 (2020年3月4日 10時) (レス) id: 9cb3b11476 (このIDを非表示/違反報告)
茉依 - また続けてのコメントですみません...。 物語とりあえず?完結したんですね...。 パート2でも沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2019年6月12日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茉依 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 同じくリーダー。のここの部分 ぽつぽつ と胸の内をの告白すると、 これ正しくは胸の内を告白すると、ではないんでしょうか? (2019年6月12日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茉依 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 リーダー。のここの部分 たかが雑誌1冊きっかけで、いつのまにか気持ちを顕にしていまっていた。 これ正しくはしてしまっていた。ではないんでしょうか? (2019年6月12日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茉依 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 その時は 突然に。のここの部分 質問に質問に返されても、わかるはずもなく… これ正しくは質問に質問でではないんでしょうか? (2019年6月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃん | 作成日時:2018年12月29日 12時