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いちにちめ ページ2

10月上旬 天気:雨

大学から帰ってきて駅について自分の家に戻ろうとした頃

誰もいない路地裏を一人歩いていたAが目にしたのは

【拾ってください】
と書いてあったダンボール

その中に、一人の青年が立っていた

彼女はそれを見ようとするもすぐに逸らしてスタスタ歩いていった

そうするといきなり後ろから抱きしめられた感触がしたので振り返ると

さっきまでダンボールの中にいた青年が居た

『何かようですか?』
と彼女は言う。そうすると青年はこう言った

「俺を飼ってくれるか?」

......................................................

『いきなりなんですか!無理に決まってますよ・・・』

とAは言う。そうすると青年は

「そうか・・・そうだよな・・・


まあいいよ、ありがとう」
というと去っていった。その目は何故か悲しそうに見えた。


彼女はそれを見て可哀想なことをしたなと思い、その青年のところにまた駆け寄って

『あ・・・あのっ!!


私の家でよければ・・・』と告げた。

そうすると青年は
「いいのか!?心が躍るな!」
と言ってAに抱きついた。

とても子犬のようなその笑顔に彼女も笑顔になった

早速青年を家に連れて帰ることにした

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作者名:ヒゲポテト | 作成日時:2018年7月31日 20時

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