灯台下暗しの恋：ラニーノーズ 洲崎貴郁 ページ7
「貴郁！早くしないと遅刻しちゃうよ！」
「まって、もうちょっとだから！」
２階からドタバタと派手な音がしたかと思ったら、貴郁が慌てて降りてきた。
「もう、7：30集合だって言ってるじゃんか」
「ごめんごめん、寝坊した」
貴郁がえへっと笑う。
こりゃ、反省してないなぁ。
「まぁいいや。早くしないとバス乗り遅れちゃうから行こう」
「おう」
私と貴郁は昔っからの幼馴染で高校生になった今もこうやって一緒に登校してる。
友達からは付き合ってるの？とか茶化されたりする事もあるけど、私はそんな気ないし、貴郁はかっこいからモテるもん。
わざわざ自分から火に飛び込んではいかないよ。
「そういえば、もうクリスマスも近いんやなぁ」
「そうだね」
「Aはクリスマスなんか予定でもあるん？」
「特にないなぁ。ってかクリスマスは貴郁の家族と私の家族と一緒にご飯食べてる思い出しかないんだけど」
「あぁ〜、確かに。俺らクリスマスは毎年一緒やもんな」
「うん」
「ってか、クリスマスぐらい彼氏と出掛けたらいいのに」
「あのねぇ、年齢イコール彼氏いない歴の人間にそんなこというかね？」
「あ、そうだった」
「ムカつく」
「ごめんごめん」
貴郁ってばいっつもからかってくるんだから。
「どうせ、モッテモテの貴郁には分かりませんよ〜だ」
「なんやそれ」
「貴郁こそ彼女とデートでも行ったらいいのに」
「俺、彼女なんておらへんよ」
「貴郁ならすぐ出来るでしょ？」
「あのなぁ〜恋愛ってそんな簡単にする事ちゃうやん」
「私なんかとクリスマス過ごすよりよっぽど良いと思うんだけどなぁ？」
幼馴染とクリスマスなんてロマンチックさの欠片もないじゃん。
「Aは俺とクリスマス過ごすの嫌？」
「別に嫌じゃないよ？貴郁といるの楽しいし」
「そっか」
「でも本当は彼氏とイルミネーションとか見に行きたいなぁとは思うよ」
「へぇ〜、意外と乙女なんやなぁ？」
「意外とってなによ！まぁ、それなりに恋愛願望はあるよね」
「ふ〜ん、A好きな奴おんの？」
「なんか今日は踏み入るねぇ」
「気になるやん」
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ミサキ - リクエストいいですか？インポッシブルのえいじさんでお願いします！ (2021年8月17日 1時) (
レス) id: 1fece32f94 (このIDを非表示/違反報告)
いろんなファン - 林田さんのお話とても面白いし，自分好みで凄く良かったです！これからも応援します！ (2021年7月22日 15時) (レス) id: 1d1b2320a0 (このIDを非表示/違反報告)
藤ヶ谷莉奈(プロフ) - 初めまして いつも楽しく読んでいます！ 唐突ですがハナコの秋山さんリクエストできますか？ (2020年5月16日 16時) (レス) id: 4001ada5be (このIDを非表示/違反報告)
まおみう(プロフ) - ?さん» 物凄く遅くなってしまって申し訳ありません！lリクエスト承らせていただきますね！気長にお待ちくださると嬉しいです (2020年4月16日 1時) (レス) id: 3cd43add63 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - 初めまして！コマンダンテの石井さんお願いします！ (2020年3月3日 11時) (レス) id: 4cebf7ba72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まおみう | 作成日時：2019年11月11日 18時
