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ユラは私が泣き止むまで
ずっと背中を擦ってくれた
ユラのおかげで気持ちが少しずつラクになっていくのを感じた
「ユラ、ありがとう…ちょっと御手洗い行ってくる」
『うん、わかった』
私はその場を離れ、トイレを探していた
「…どこにあるんだろ〜…っ」
しばらく近くを探していると男女が
抱き合っているのが見えた
それにしても、男の人どこかで…
すると抱き合っていた二人は離れた
顔が見えたんだ…
男の人は紛れもなくウォヌくんだった
そして女の人がチラッとこちらを見た途端
女の人がウォヌくんにキスをした
そっか、今分かったよ…ウォヌくんが断った理由…
好きな人がいたんだね…
それならそうとハッキリ言ってくれればよかったのに
私、馬鹿みたいにウォヌくんのひとつひとつの行動にドキドキしてたんだ…
治まっていた涙はまた溢れ出していた
私は走り出していた
とにかく離れたかった
しばらくすると誰かに腕を掴まれた
そしてその人の腕の中に私はいた
ふんわりと香る、香水の香り
この香り…さっきの香りと同じだ
『…はあっ、Aさん…』
息を切らしている聞き覚えのある愛しい人の声
「ウォヌくんっ…」
君は最後まで私を期待させる
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たおっく(プロフ) - スズ・ウィスタリアさん» ご指摘ありがとうございます、外しました。 (2016年11月16日 18時) (レス) id: a5d911ffcb (このIDを非表示/違反報告)
スズ・ウィスタリア(プロフ) - オリフラ外してください。 (2016年11月16日 13時) (レス) id: 29901817dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たおっく | 作成日時:2016年11月13日 0時