ギ ャ ッ プ 男 子 に 惚 れ ま し た

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『あんた、Aの事好きなんでしょ？


なのに何で他の女とキスしてるの！？』






「…」






『Aがどんな想いであんた達のキスを見ていたんだか…』






ああ、ソヨンがキスした時に
走り去っていく音がしたのはソヨンだったのか…




最低だな、自分







『黙ってないで何とか言ったらどうなの？』





Aさんの友達はすごく俺に怒っていて
何も言わない俺にますます憤りを感じていた





「…俺、Aさんの所に行く」





『…あっそ、Aなら向こう側に行ったわ』





友達が指差した方向に走ろうとしたら


その友達は俺の腕を掴んだ







『…これ以上Aを傷つけたら許さないから』





「…ああ」







そう返事すると、腕を開放してくれた







そうして俺は全力で走り出した




ここまで全力で走ったのは何年ぶりだろう、ってぐらいに全力で








　
しばらく走っていると前に見覚えのある人が






好きな人の姿








俺はAさんの腕を掴んだ

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