娘に…**ミイナの場合**

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なんとか、準備をして
ホテルに戻ったのが2時…

ヨンウナは

“あの後、ベビーシッター増えたらしいから
夕方の仕事に間に合えば問題ねぇよ"


なんて笑ってたけど
急がなきゃ！


パパッと着替えとメイクを済ませて
ヨンウナを見ると
すっかりベッドでくつろいでて


「眼鏡も似合うじゃん(笑)」


って…
平和だ…



「じゃ無くて…行こ？」



ヨンウナの両手を引っ張ると
逆にヨンウナの胸の中に居て



「もうチョットだけ
な？」



ってふんわり抱きしめられて…
こうしてたい気持ちも有るけど



「ダメ！
全部思い出した！」



って胸を押すと



「ウェ〜？」


なんて言いながらしぶしぶ立ち上がってくれた









ミナを迎えに行く車の中で
何故か黙ってるA



そういや…俺さ
イヤ、別にそれならそれで良いな

ミナとAは似てるし
ミナそっくりの娘がもう1人とか(笑)

なんだそれ(笑)
すげぇかわいいじゃん



「ヨンウナ？」

「ん？」



なんだよ、やけに真剣な声で



「あのさ、私から言うべきか…
考えてたんだけど…」

「うん」



何の話だ？



「ヨンウナ、優しいからさ
言い出しにくいかもと思って言うけど」

「うん」

「あのさ、昨日の事は
お互い忘れよう？」




はぁ？
何言ってんだ？！




「イヤだ」

「ヨンウナ彼女もいるし

私も…誰かと恋愛するとか…考えたことも無かったし
その…」

「なんだよ」

「子供とか…絶対に大丈夫だし…」



はぁ？



「どういう意味だよ？」

「ほとんど可能性が無い体質…だから
うん。気にし無いで？」



気にし無いで？
じゃねぇよ！



「意味わかんねぇ」

「ミナが出来たのは奇跡みたいな確率だから」




だったらその奇跡が俺らのとこに来るかもしんねぇだろ？




「お前、それ本気？」

「だから、ヨンウナの子供見たいって
言ってるじゃん」

「だったら、その奇跡を
俺らのとこに呼んでやるよ」

「…ヨンウナ？
ほとんど無い事だから奇跡なの…

幸せになってよ

っていうか…
ヨンウナだってほら(笑)
かわいい彼女いるじゃん

見たこと無いけど(笑)」



問題はどこだ？
お前、絶対に一人で生きて行くのは無理だって
いつか壊れるぞ？



「別れる」

「そんな問題じゃ無いし…」

「俺のこと嫌いか？」

「あのね？
嫌いなら、いくら酔っててもあんなことし無い」

「なら！」

「好きだから
好きだからこそ幸せになって欲しいの！

もう…なんで解ら無いかなぁ？」



解りたくねぇからだよ

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