娘に…**ミイナの場合**

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雲に包まれてる
そんな気持ちで

深い深い眠りに堕ちて
久しぶりに何も考えずに
ただ、ぐっすりと眠った気がした

ふわふわ浮いてる様な
波間を漂ってる様なそんな気持ち

柔らかくて、暖かくて
心地よい香りに包まれて…




外の明るい光が瞼を刺して
なんとか一瞬目を開けると


ヨンウナが、私を見てた


ッタ！


目を開けてられなくて
ぎゅってめをとじると



「なんだよ？(笑)」



なんだよって…




「ヨンウナ…目薬…ある？」

「は？目薬？」

「目が開けらん無い、コンタクト…」

「はぁぁ？！

開けらん無い

じゃねぇよ！とりあえず外せ！」

「ヤダ」

「やだじゃねぇよ」

「ヤダ！これ無いと生活出来無いもん
見え無いもん
眼鏡ホテルだもん！」

「あほか？外せ！」



無理やり目を開けさそうとして来るから
ギュウって目を閉じると



「マジで、傷つくから外せって！

ほんっと手が掛かる…」

「だって、本当にコンタクトか眼鏡が無いと
怖くて動けない」

「手、つないで連れてってやるから
な？

頼むから外してくれ」




って、頬を撫でられて
しぶしぶ
なんとか目を開けてコンタクトを外して
また目を閉じてると



「これしか無いけど…」


って小さなものが握らされて
少しだけ開けた目に
それを入れると



「ッタ！

ヨンウナこれ！ホントに目薬？」

「目薬だよ…眠気覚ましだけど」

思わず身を縮めた
私の目に入ったのは多分



COOL!



とか書かれてるだろうやつで
今欲しいのは刺激じゃなくて潤いなんだって！



でも、とりあえず
無いよりまし?



こわごわと
もう片方にもそれを入れて
ヤッパリ
身を縮める羽目になって



あまりの刺激の強さに
逆に涙が出て来て



これでよかったのかも？
良かったの？



「うぅぅぅぅ…」

「大丈夫…か？」



痛かったよ
痛かったけど
助かった…と、思う



恨めしげに目を開けると
すぐ近くに下着姿で
心配そうに見つめるヨンウナ



ちょっと(笑)



思わず笑い出すと



「なんだよ…」



って拗ねた声
だって(笑)



「朝から色気のねぇ」



だよね(笑)



「もう、痛くねぇか？」

「痛いよ？

って言うか…何時？」

「それが…な…」

「うん」

「1時過ぎ…」

「えぇぇっ！？」




やばい！
かんっぜんに寝過ごしてる！

思わずガバッと起き上がった私の頭に



「とりあえず…ちょっと隠せ」


ってシャツが降ってきた
ヨンウナの香りがするシャツが

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