娘に…**ミイナの場合**

プロローグ ページ1

先に娘に恋したって言うと
笑うか？

笑うよな


でも…
実際そうなんだよなぁ

ミナに恋して
ミナに逢いたくて


気づいたらAごと
好きだったんだよな



“どうせ私はおまけですよぉ(笑)”



って言うんだろ？

おまけじゃ無いけどな
ミイナが好きで
気づいたら
Aが、掛け替えのない人になってたんだ


捕まえるのに
何年かかったか



マジで



俺が不器用なのか
鈍感なのか
俺たちはそう言う風になってたのか


あの頃はソンミナが少しだけ羨ましかったけど



今は、胸を張って言える




俺が一番幸せだって









世の中ってなのが起こるか解らない
ほんの少しの偶然が重なって
今があるとしたら



全ての偶然に感謝しなくちゃ



私より
ずっともっと


娘に恋してる


私の愛しくて可愛い人



ゴメンね
あなたの人生の楽しみを
奪ってしまって



その分、幸せにしてあげたいと思ってるのよ
あなたの心臓が音を立てなくなるその時まで

その瞬間
私が大好きなあの笑顔が見れる様に


私の全部をかけても
幸せになって欲しい



あなたが幸せになって欲しい


その気持ちは
あの時から少しも変わってないよ


幸せになって

から

幸せにしたい


に変わったけど









アッパ



こう呼ぶまでに何年かかったの？

ホントに…
手のかかる親だわ(笑)



アッパ、愛してくれてありがとう


アッパが居たから
淋しく無かったし
アッパが居たから
いろんなことも耐えられた
アッパが居たから
韓国語も話せる様になったよ(笑)




もうね、私は大丈夫だから
2人で幸せになって？


それが私の願い

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