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貴方side
「スンチョルさんお待たせしました。」
危うく遅れる所だった。いつもより化粧は濃くしてきたつもりだけど。老けて見えないかな。
「お、待ってた、、、Aちゃんメイク変えたの?可愛いね〜」
そう言って私の頬に手を添えるスンチョルさん
ああ、顔は赤くなってないだろうか。イケメンに穴が空くほど見詰められたら、女の子も本望だろう。私のように。
「えっと、今日は少し気合い入れてきました?」
「何で疑問形なのㅎ 」
「じゃあ、準備しに行こうか」
私の手を取り車のドアまで開けてもらって、なんだかお姫様みたいだなと思いつつ。現時点乗っている車が、高級車であることに気づき気を失いそうなった。
やっぱりこれは副業なのだろうか。よく分からないパーティーに招待される位だし。
「難しい顔してどうしたの、もう着いたよ。ドア開けるから待ってて、」
考え事をしていると直ぐ着いたようで、自分でドアを開けようとすると必死で止められた。
そのまま少し歩くとガラス張りのお洒落なビルが。
「ジュニひょんお昼寝タイムだから俺が迎えに来ました。、、、初めまして、クプスひょんからはお話を聞いています。ディエイトです。」
すらっとした体型に多分オーダーメイドであろうスーツ。紳士というにはお洒落すぎる彼に気を取られ、遅れながら返事をした。
「はい、初めまして。Aといいます。今日はお願いします。」
「じゃあ、Aさんは俺に着いてきて下さい。クプスひょんは3階のジュニひょん起こして髪だけ先にやってもらって」
「はいはい、Aちゃんまた後でね。」
そう言い私に手をふると、建物内に行ってしまった。
行きましょうか、と私の手を取り建物内の5階にいくディエイトさん。最近の男性はスキンシップが激しいのだろうか。
5階には沢山のドレスからアクセサリーまでが並んでいた。
「Aさん、これ試着してもらってもいいですか?後ろのチャックは手伝うので」
そうして私は初対面で着せ替え人形と化した。
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作者名:いちかみんみん | 作成日時:2021年10月25日 12時