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スングァンさんはこれでもかというくらいに私を抱きしめる。
そんな？そんなに？
そんなに会いたかった？
SK「心配したんだから！ぶっ倒れたの何だのって！」
ああ…そういうことか。
A「ご心配おかけしました…」
SK「色々あって様子見ることは出来なかったけどさ？元気なら何よりだよ」
HS「…Aちゃん、今日どうしたの？」
虎の目は、誤魔化せない。
そうなんだよね。私…
A「何か今日…外に出る元気なくて…ごめんなさい」
するとホシさんが、背中を撫でてくれた。
HS「そういう日もあるよね。毎日元気って訳じゃないもん。気分の浮き沈みぐらいあるよね。
って、シュアヒョン言ってた」
SK「あ、ヒョンの言葉じゃないんだ？」
HS「だって俺！人間のこと全然分かんないんだもん！」
そういやジュンさん言ってたな。
人間の知識について。
「ホシやミンギュ辺りはちょっと浅はかだけど」って。
本当のことだった。
HS「ねえねえAちゃん！外に出る気分じゃなかったら、人間のことについて聞かせてよ！」
A「はい？」
SK「あ、いいね！ここでお話するのもいいかも」
人間のことについて。
何から話せばいいのやら。
漠然とし過ぎていて分からない。
A「じゃあ…そうしますか」
皆で椅子に座る。
せっかくだからお茶とお菓子を用意した。
目を輝かせる二人。
嬉しそうでよかった。
HS「じゃあ早速質問！人間の世界ってさ、ここと同じ感じなの？」
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作者名：らん | 作成日時：2021年9月28日 23時
