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dama「高校別だったの?」


motoki「うん。向こうが勉強あんま得意じゃなくてね」



彼奴は本当に勉強が苦手・・・というか理科以外の主要教科に興味があまりなかった
技術家庭は勿論だし、美術や音楽も好きだったみたいだけど

いつか自分が料理の道へ進んだときに必要となること以外はどうもやる気が向かなかったらしい。

だから俺らが高校から離れてしまうのは必然だったってわけだ。
嫌だったけどね。俺の見えないところでAが生活しているのってさ。
本当に離れちゃうみたいじゃん。まあ結局俺がまた引越ししちゃってまたちょっと離れたんだけど。


なにやらニヤニヤと皆が見てくる
なんだよ、そんなに俺が女の子の話をするのが面白いのか
まあ貴重ではあると思うけどね。



silk「で?今は態々その子の家寄ってから来てるってことは彼女か?」



・・・



motoki「彼女・・・だったらいいよね〜・・・」




そう、彼女だったらどれだけいいか。


言ってしまえば俺はずっと彼奴が好きだ。
いや、好きだと気づいたのは高校生になってからだけど

ちょっと離れてから彼奴の大切さが身にしみてわかるようになったんだ

一応高2の夏に彼奴には好きな人の話を聞いてみたことがある
そしたら


“私には今繋がりのある友達と魁がいたらそれで幸せだよ。だからまだいいかなって”


彼奴らしい答えだと思った




motoki「・・・あ、会わせないからね」


peke「えぇ!?なんでよ」


motoki「男の人苦手なの!だからダメ!」


masai「過保護だな〜」


motoki「違ぇし!」



嘘はついてないよ
だって苦手だったもん。今はわかんないけど


ふと、テーブルに置いた俺のスマホが震えた




A撮影中だったらごめんね。今日の日替わりディナーは店特製のボロネーゼだよ!


A【写真】


Aあと今日すごく美味しいトマト入ったから、魁今日お店来れそう?ボロネーゼトマト増しで食べてもらいたい!




Aの店のボロネーゼは天下一で美味いと思っている
だけど今から撮影したとして行けても22時は過ぎてしまう
今回は諦めるか・・・



えー食べたい!でも撮影まだ始まってないからまた今度にしようかな


Aそっかわかった!店長がトマトくれた!明後日お昼いるよね?一緒食べよ〜◎



あー‥天使だ。



このやりとりとメンバーが見てニヤニヤしていたから
とりあえず近くにいたシルクを叩いた

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:Z1GSY x他1人 | 作成日時:2019年6月28日 20時

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