伍拾肆ノ章※オリジナル ページ5
錆兎side
勝負は一瞬だった。
相手の攻撃をいなし、なんなく頸を刎ねる。
やはり所詮は上弦�猜造澂瓩世辰燭蕕靴ぁ�
「錆兎」
静かな声が響く。
「真菰か」
「やっぱり淡雪花魁も鬼だったのね」
「あぁ、上弦の�犲伸瓩世箸茵�
「�犲伸瓠�
下弦を解体したから数を増やしてるのかな・・・」
「かもな。そんなことよりーー！？」
「！！」
__どごんっ
俺たちのいた場所に大きな穴が空く。
音の方を見れば�瑁瑤虜得犬靴伸畩絽好亮燭�そこにはいた。
「錆兎、腕鈍った？」
「馬鹿言え、ちゃんと頸を刎ねたさ。
恐らくは血鬼術の一種だ。そうだろう？」
こちらを見てクツクツと楽しげに笑う上弦に問う。
「あら、随分と頭が回るのね。
そういう男、嫌いじゃないわ」
骨で作り出した扇を構えたまま、上弦は言う。
「私は無惨様の作り出した鬼の中でも特別な鬼。
私は今まで喰べてきた人間の数だけ殺されなければ死なないのよ。
そして頸を刎ねられる度に強さを増すの。
ーーこんな風に、ね！」
《血鬼術・骨扇神楽》
__がぎぃぃん
先ほどはなんなくいなせた攻撃だが、なるほど。
確かに威力が上がってる。
「ねぇ、貴女は何人の人を食べたの」
真菰が怒っている。
「さぁねぇ・・・数えたけどもないわ。
ま、どうせ貴女たちも食べてあげるんだから、知る必要なんかないじゃないーー」
《楽の呼吸 壱ノ型・歌舞優楽(かぶゆうらく)》
「ーーえ？」
鬼の頸が宙を舞う。
「不死じゃないなら、話は簡単」
「ようは死ぬまで頸を刎ね続ければいい」
「わ、私は柱を五人は喰べた鬼なのよ！？
あんたたちなんかに殺されるわけないじゃない！」
「そう、柱だけでも五人も喰べたの。
けど、そんなこと私たちには関係ないわ」
「俺たちは鬼殺隊であって鬼殺隊ではない。
原初の鬼である桎梏様に見初められ、育てていただいた剣士だ。
そんじょそこらのやつと一緒にされては困る」
かちゃり、と刀を構え直す。
「ここにいる鬼はお前だけじゃないんだろう？」
「貴女を殺して応援に行かなきゃ。
ーー貴女、邪魔なのよ」
頸の再生した上弦目掛けて攻撃を繰り出す。
真菰と二人ならそう時間もかからない筈だ。
「馬鹿にすんのもいい加減にしなさいよ！」
《血鬼術・骨扇演舞》
《哀の呼吸
弐ノ型・哀鳴啾啾(あいめいしゅうしゅう)》
《楽の呼吸 参ノ型・抜苦与楽(ばっくよらく)》
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みゃーみ(プロフ) - Punicaさん» 間違いを訂正しました！ありがとうございます (2019年10月25日 3時) (
レス) id: 49c1853634 (このIDを非表示/違反報告)
Punica(プロフ) - とても面白かったです！一つ思ったのですが、「上限の鬼」じゃなくて「上弦の鬼」なんじゃないでしょうか？間違っていたらごめんなさい(;・∀・) (2019年10月20日 2時) (レス) id: 285f0125a5 (このIDを非表示/違反報告)
みゃーみ(プロフ) - むさん» ありがとうございます！ (2019年10月8日 21時) (レス) id: 49c1853634 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2019年10月7日 21時) (レス) id: 9659f35e4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゃーみ | 作成日時：2019年10月6日 21時
