23 俺がここに来たとき バーンside ページ25
覚えてないかもしれない。
コロナ____いや、(人1)は。
俺が父さんに連れられて、初めてお日さま園に来た日。
〜〜〜〜〜〜
オレは吉良さんとかいう男に連れられて、
車を降りた。
なんだここ……。
よくわかんねーけど、なんか子どもがいっぱいいいるな。
「あ！ お父さんだ！」
「父さん！」
「お父さーん！」
うおっ？！ なんか来る！
外で遊んでたやつらが全員こっちに来る！
あ、家の中からも出てきた。
ていうか、あいつら全員この吉良さんの子どもなのかよ……。
じゃ、ここは吉良さんの家か？
おいおい、多すぎんだろ。
「みんなに紹介したい人がいます」
「「「？？」」」
「今日からここで一緒に暮らすことになった_______南雲晴矢くんです」
子どもらがいっせいにオレを見る。
な、なんだよこいつら……。
「彼は、(人1)や(人2)と同い年の６才です。みんな、なかよくしてくださいね」
「わたしは(人2)。よろしくね！」
話しかけられたけど、そっぽを向く。
「ねえ、晴矢くん。はじめまして！わたし(人2)っていうの」
しつこいな……。
ちょっとだけ見てみると、すっごい人懐こくにこにこしてる。
他のやつらも他のやつらで、オレのこと見てやがるし。
「晴矢くん。大丈夫ですよ。ここにいる子たちはみんな優しい子です。すこしでもいいから話してみてください」
吉良さんはいちおうオレの恩人でもあるからな。
まあ、すこしくらいなら。
「ん」
「ね、いっしょに遊ぼう！みんなでサッカーしてたんだよ」
(人2)ってやつは、そう言って、背の高いやつの持ってるサッカーボールを指さした。
「…………」
「ね？」
ああもうしょうがねーな！
「暇つぶしだかんな！」
「やった！」
「いこーぜ！ 晴矢！」
「こっちこっち」
気が付いたら、もう夕暮れだった。
あ、オレとしたことが、
サッカーに夢中になっちまった。
「さあ、みなさん。夕ご飯ですよ。手を洗っていらっしゃい」
「「「はーーい！」」」
吉良さんが言うと、みんなサッカーをやめて家の中に入っていく。
「ほら、晴矢も」
ぼーっとしてたら、(人2)に手をひっぱられた。
「はっ、はなせ！自分で行ける！」
「やめなよ、(人2)」
「治くん」
「砂木沼治っていうんだ。よろしくな」
「あ、ああ……」
助かった……。
24 俺がここに来たとき バーンsideぱーと2→←22 なまえ バーンsideぱーと2
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阿津(プロフ) - †びた†さん» あたたかいお言葉、ありがとうございます！力が出そうです。これからも更新は遅いと思いますが、頑張って仕上げていきます。 (2017年3月7日 23時) (
レス) id: cf0739512b (このIDを非表示/違反報告)
†びた† - ゆっくり自分のペースでやっていただいておkですよ｡待ってます! (2016年8月6日 15時) (レス) id: eb2164e30c (このIDを非表示/違反報告)
阿津(プロフ) - ルミナさん» 遅くなってしまってすみません。わわー、コメントなどなど嬉しいです！ありがとうございます(･∀･*) (2014年11月28日 22時) (レス) id: cf0739512b (このIDを非表示/違反報告)
ルミナ(プロフ) - 設定が好きです。なんか、面白い設定だな〜っと よければ私の小説も^^ (2014年11月14日 0時) (レス) id: 96405fb6db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿津 | 作成日時：2014年6月17日 21時
