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笑顔が気になる ページ1

中学3年にもなって最近、この訳の分からない感情と毎日戦っている




「Aってば聞いてる?わたしの話」


『…え?ごめん何の話だっけ?』


「どうしちゃったの
ここ最近おかしいけど大丈夫?」


『そんなことないよ、普通だよ』


「ならいいんだけど、それでね隣のクラスの子が…」



おかしい…そんなの私が1番感じてる

多分だけど、その原因も分かっていて


隣のクラスのクォンスニョンのせいだ

気さくで皆の前に立って話せて面倒みもいい


2年間同じクラスだったからそれなりの交流はあるし、そんな彼への多少の憧れはあった

その感情がクラスが離れた今になって、私を苦しめるんだ



「なぁ!Aいるか?」



ほら、また私を悩ませにやってきたんだろう

振り向くと汗だくで走ってくる奴



『どうしたの、スニョン』


「数学の教科書忘れてさ、貸してくんない?」


『そろそろ1回怒られといた方がいいんじゃない?忘れすぎだよ』


「晩メシ食ってる時までは覚えてんだけどな笑」


『それ覚えてるうちに入んないって笑』


はい、と渡せば

両手で受け取りながら、ただでさえない目をもっと細めてニコニコ笑い返してくる


『反省してるんかねホント』


「いや、もう本当に愛してるわ笑」



瞬間、心臓が跳ねる

だけどそんな深い意味が無いことくらい分かってる



『…あ、数学の先生だ』


「は!?もう来たの?
じゃあ行くわ!ありがとな!」



そういって駆け足で出ていってしまったスニョン


アホだな、って思うけどそんな人に振り回されてる自分はもっとおかしいんだろう


まだ恥ずかしくて言葉にするのは難しいけど

だからこそ今は、私に向けるその笑顔を自分の中で大切にしたいんだ


아낀다

夢の中で→



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作者名:ミルクティー信者 | 作成日時:2021年4月14日 16時

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