訳あり審神者と刀剣男子による防衛戦【刀剣乱舞】 (ページ7)

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６話　適任ページ7

「皆、話があるんだけど良いかな」

ご飯を終え、騒がしかった大広間が一瞬にして静まり返る。

普段はこんな事は滅多に言い出さないからだろうか。

「ちょっと用事があって一週間後に、現世に戻るんだけど、その時に一人だけ一緒に連れて行こう

と思ってるんだ。だからその・・・」

「その一振りを決めたい、という事ですかな？」

一期が補足をしてくれる。すると静寂に包まれていた大広間がまた少し騒がしくなった。

「俺、行きたい」

一番に手をスッとあげ志願したのは清光だった。

「現世に戻るって遊びに行くことじゃ無いのは分かってるんだけど、その、主の産まれた場所を

見てみたいっていうのもあるし、主が何か嫌な思いを現世(あっち)でしてそれを俺が知らな

いっていうのも嫌だから、それなら俺が主の事守りたいっていうか・・・」

喋っている途中で恥ずかしくなったらしく顔が真っ赤に染まっている。

「いいんじゃない清光で。主の事一番良く分かってるし」

そういったのは安定だった。

「そうだね、ボクもあるじさんの事守りたいけどこの見た目じゃ相手に舐められちゃうし」

乱も賛同し、それにつられて皆が賛成の声をあげる。

「じゃあ、清光お願い」

「うん！絶対主の事守るから」

「ありがとう」

まぁ、あの家に行くだけだから危険な事は無いと思うけど、清光の気持ちは受け取っておこう。

何も起こらなければ良いんだけどね。