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「……へ、っと、た…くや?」
大きく見開かれた目が俺を見つめる。やってしまった。こんなつもりなかったのに。
「……ごめん、こんなつもり、」
「やだ、」
Aの大きく見開かれた瞳には涙が浮かんでいた。今にでも溢れてしまいそうな涙と震える声に思わずAを抱きしめた。
「ごめん。……ねぇA。俺さ、ずっとお前のこと好きだよ。何があっても、どんなAでも大好きだし、ずっと支えてたい。」
「謝らなくていい…から、」
そう言うとAは控えめに俺に腕を回してくれる。きっと泣いてるんだろうなと思い頭を優しく撫でた。Aが落ち着いた頃、Aの身体を離すと服の裾をきゅっと握られる。
「あのね、わたしも…好きだよ。言ったら拓弥が離れてっちゃう気がして、怖くてずっと言えなかった。でも、ずっとずっと好きだよ。」
まだ震える声で、顔を真っ赤にしながらAは俺に言う。なんでこんなに可愛いんだろうなぁと思いながらキスをする。Aを見ていると自分がどうにかなってしまうんじゃないかってくらいになる。理性を保ちながらAに手を差し出した。
「……俺と付き合ってください。」
「もう、順番逆だよ」
そう言いながら、優しく手を取ってくれる。そのまま手を繋いで家に帰るのだった。
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なるせ(プロフ) - すけさん» ありがとうございます(;;)励みになります! (2018年10月4日 22時) (レス) id: a45752a8c7 (このIDを非表示/違反報告)
すけ - 全部面白いです!! 更新待ってます!! (2018年10月3日 21時) (レス) id: 315a3c6654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なるせ | 作成日時:2018年8月25日 5時