狼少女の手懐け方【暗殺教室】

三十二匹目 ページ35

岡「7月1日、今日から夏服！肌色がまぶしいねェ。健全な男子中学生にはつらい時期だぜ」

渚「ま、まぁね、岡島君」

殺「いけませんよ、露出の季節に平常心を乱しては」ｴﾛﾎﾝﾓﾁ

皆「あんたが言うな、エロダコ！」

菅「…ああ…今日から半ソデなのは計算外だった」

皆「!?」

菅「さらしたくなかったぜ、神々に封印されたこの左腕はよ…」

皆(……どっ……どーした、菅谷!?)



倉「へー、ペイントなんだ、これ!!」

貴『かっこいいね！』

菅「メヘンディアートっつってな、色素が定着したら一週間ぐらい取れねーんだ」

業「あー、インドのやつっしょ」

貴『知ってるんだ、カルマ君』

業「ウチの両親インドかぶれで旅行行く度描いてくるよ」

殺「よ、よかった…!!先生てっきりうちのクラスから非行に走る生徒が出たかと」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

速「…相変わらずそういうとこチキンね」

菅「よかったら殺せんせーにも描いてやろうか？まだ塗料残ってんだ」

殺「にゅやッ、いいんですか？」

中「へー溶けたチョコで絵を描くみたいなやり方なんだ」

殺「楽しみですねぇ。先生こういうイレズミみたいなの一度は描いてみたかったんです」ﾜｸﾜｸ

ドロォ…

皆「ギャーーー!!」

磯「なるほど…対先生弾を粉末にして塗料の中に練りこんだのか」

貴『確かに先生完全に油断してたけど…』

速「殺すまでじっとしててはくれないね」

菅「…うーむ。ダメか」

殺「アイディアは面白いですが菅谷君。効果としては嫌がらせのレベルです。…ていうか、先生 ふつうにカッコいい模様描いて欲しかったのに」ｼｸｼｸ

菅「わ、悪かったよ！普通の塗料で描いてやるって」



ビ「フッフッフッ。夏場の露出と女を駆使する暗殺者は相性抜群よ」

ビ(男どもをこの素肌で悩殺して思うがままに働く駒に仕立ててやるわ)

ビ「私の色香に悲鳴を上げろオス達よ！
おはよギャーーーッ!!」


ビ「なっ、何皆でバケモノメイクやってんのよ アンタら!!」

菅「あー…みんな見てるうちに描いて欲しくなったみたいで」

殺「しばらくして塗料をはがすと色素が定着してるんですって。楽しみで授業が手につきません」

ビ「おまえはそれでも担任か!!」

殺「ところで菅谷君。見てたら先生も誰かに描いてみたくなってきました」

貴『あ、私も描きたい！』

菅「いいけど…みんなに描いちゃったから…もうまっ白(サラ)なキャンバス残ってないぜ」

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