one wolf II (ページ4)

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誰かになるなんて無理だけどページ4

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k.k

最悪すぎる。今俺たちに求めるものは湧。

そのくらい雰囲気が悪い。

西遊記期間中もちろん湧と豊田はいないわけでそれでもレッスンやらグループでの仕事はあるわけで。

湧がいなければAは本当に喋んないわけで、会議では必要最低限意見を言ってくれるけど正直Aの本音かわかんないし、最近では静かに来て、静かに帰るっていうのが普通になってるA。

いないと感じる湧の偉大さと大事さ。

楽屋では、端の方でヘッドホンをしてパソコンをいじってる。

で、そんなAに腹を立てる奴は一人しかいないわけで。

はい、そうです。絶賛喧嘩中です。

檜｢お前挨拶くらいしろよ｣

｢邪魔なんだけど｣

確かに檜山も数日前まではAがくるときにちらっと見てただけで特に何も言ってなかった。でも4日ほどたった今溜まっていたものが放出するかのように来たAの前に立って睨みつけてる。

黒｢ねぇ、光成いいからほら｣

黒ちゃんが落ち着かせようと間に入るけど｢挨拶できねえのは人として終わってんだろ｣って完全にお怒りモードの檜山。

｢もううざい、わかったわかったおはよう｣

檜｢何、そのなげやりの感じ、お前がそんなんだったら俺らのイメージも崩れんだろ｣

｢別に外でやんないし、｣

檜｢は？お前メンバーには挨拶しねえの？｣

黒｢もうA今日は言ったからいいじゃん、ね？｣

檜｢なに、光輝はAの味方につくの？｣

黒｢いや違うじゃん、Aちゃんも挨拶しないのはダメだと思うけど、そんなきつく言う必要ないじゃん｣

檜｢じゃあ誰が優しく言うの？誰も言わないじゃん｣

って檜山が論破すれば黒ちゃんがこっちに訴えかけるような目で見てくる。やめてくれよ。俺に振るの。

皇｢まぁ檜山も1回落ち着こう。Aも挨拶はしよう。それは約束。それでいいんでしょ檜山も。｣

檜｢まぁ別にそれだけじゃないけど｣

もうほんとこいつは。なんでAにだけ温厚になれないんだよと頭の俺が騒ぎつつも、今はあまりAに刺激を与えないようになる手段を考えるしかない。

｢なに？何が気に食わないの？全部言えばいいじゃん｣

って買い言葉に売り言葉。ほら海琉も将聖も長瀬もびびり散らかしてるじゃん。ついでに深田も海琉の横にぴたっとくっついてるし。勘弁してくれよ。

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