本日より歌って踊ります【EXO】 (ページ6)

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S.M.Entertainment ページ6

サンチョルさんが乗ってきた車は大きな黒いバン
バンて確か後部座席広いんだよね？
…乗ってみたい
と思って後ろに乗ろうとしたら、サンチョルさんに「こっちに乗って」って助手席に座らせられた
うーん、残念

慣れた運転さばきであっという間に目的地が見えてきた
って何アレ！？
入り口付近にわんさか人がいるんだけど

「サンチョルさん、何かイベントでもやるんですか？」
SN「イベント？」
「ほら、あそこ」
SN「ああ。あれは出待ちのファンです」

出待ちのファン！？
ざっと200人ぐらいいるよ！

SN「んーと今四時半くらいだから、これからSHINeeでも来るんでしょう」
しゃいにーって確かさっきポムがすごい推してたな
ジョンヒョンさん？の声が好きなんだって

にしても本当に多いなあ
あそこから入るんだよね？私たち
大変そうだなと思って今から身構えていると事務所の駐車場には行かず、その手前で曲がってしまう
そして隣にあるビルの地下駐車場に入っていく

「サンチョルさん！ビル間違ってますよ！！」
SN「いいんですいいんです」
ちっとも良くないよ！！…不安だなぁ

車を停めて、促されるまま車から降ろされた
どこかに向かって歩くサンチョルさんに遅れずついていく

SN「あっちは表向きの出入り口。極秘に出勤するときはこっちを使うんです」

ドアの前で足を止め、ポケットからカードキーを取り出した
それをドアの横にあるセンサーにかざすと扉ががちゃっとひとりでに開く
は、ハイテクっっっ！

SN「どうぞ」
「失礼します…？」

中は何にも飾られてない壁がひたすら続いて、その先にまたドアがあった
今度はロックナンバー式の鍵らしく、サンチョルさんはﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯと光の速さでボタンを押す
まだ私が正式に契約するわけじゃないから見られないようにしたのかな

さっきと同様にひとりでにドアが開く
入ろうとしたら、「あ、ちょっと待って下さい！」と引き戻された

SN「念のためこれ被って下さい」
ぽすっと帽子を被せられる
少しサイズがおっきくて、つばがズルズル落ちてきて前が上手く見えない

「私帽子被る必要ってあります？」
SN「念のためです。ねっ？」

不審者に思われない？
けどサンチョルさんは絶対被れって目で見てくるから仕方なく被った