第28話 ページ30
「闘うんだね？
歴史を元に戻すために。」
フェイの問に優一は頷く。
「ああ、
でもその前に少し時間が欲しい。」
「時間？」
「アーティファクトを手に入れてくる。
必要だろ？
それに、やっておきたい事がある。」
「わかった、出発は明日だ。」
ワンダバから許可を得た優一は
雷門を後にし、ある場所へ行く。
〜ゲームセンター〜
ある場所とはゲームセンター…
そこには彼の弟、剣城京介がいた…
「剣城…」
ついてきた松風は剣城に声をかけようとするが、それを優一と咲美が止める。
「京介兄様は今、
天馬さんの事を忘れて…
いえ、知らないっと言った方が良さそうですね。
なので、
ここは優一兄様にお任せしましょう。」
優一は2人に微笑んで、
剣城に話しかける。
「！兄さん…」
「ちょっと付き合ってくれないか？
河川敷へ行ってみたいんだ。」
「河川敷？」
「ああ。
…サッカー、やらないか？
久しぶりに。」
“サッカー”という単語に、
剣城は唇を噛み締め立ち上がり…
「悪い兄さん、
1人で行ってくれ。」
そう言い残して行ってしまった…
「…京介、兄様…」
「…変わらないのか…気持ちは…」
「剣城…」
3人はゲームセンターから出て、
鉄塔広場へとやって来た。
「やっておきたい事って、
剣城とのサッカーだったんですね、」
「…あぁ、
これが最後のチャンスなんだ、」
「最後の？」
「サッカーができる、
今の俺は消えなくちゃならない。
真実を歪めて、
京介からサッカーを奪う事は出来ないからね。」
「優一さん…」
“サッカーが出来なくなる前に、
京介とサッカーをする。
あの頃のように…”
だが、彼の気持ちが変わらないと実感し
自嘲するように微笑んだ。
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スート - ゆきさん» コメありがとうございますっ！(サボって遅れる可能性のありますが←)更新頑張ります！(`・∀・´)b (2017年3月19日 8時) (
レス) id: 585dbff7e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 投稿頑張って下さい( ´ω｀) (2017年3月17日 4時) (レス) id: 8244b931e7 (このIDを非表示/違反報告)
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