ロー-隣にいるべきなのは-※一人称(リクエスト作品) ページ34
※夢主さまside
今日のローはいつもより不機嫌だ。
べポ達も怯えてるよ‥‥‥。
「どうしたの？ ロー、いつもより機嫌悪そうだけど」
「あ？」
話しかけただけなのに、ものすごく怖い顔された。
「‥‥‥悪い」
バツが悪そうに顔を背けたローは船内へと入ってしまった。
本当にどうしたんだろう‥‥‥ハートの海賊団に入ってから初めて見た。
その日の夜。
ローの事が頭から離れず彼の部屋を訪れる。
でも何も返答が聞こえない。
部屋の中に入ったけど、彼の姿はない。
嫌な予感がして私はローを捜しまわる。
「ロー！！ どこ！？」
バンッと甲板へと繋がるドアを開ける。
そこには船の手すりから海を見つめるローの姿が。
「ゴチャゴチャうるせェな」
気怠そうにこちらを見たロー。
「ごめん。朝から様子おかしかったから、嫌な予感がして‥‥‥」
「ほう。その嫌な予感ってのは？」
「どこかに、いなくなる‥‥‥とか？」
私が答えるとローは微笑んだ後、海に目を戻す。
「確かに、今日ならそうしてたかもしれねェな。海に身を投げるか？」
妖しく笑ったローは手すりから身を乗り出した。
「え、ちょ、ダメ！ ロー！！」
私はローの体を掴み引き戻す。
今の彼なら本当に身を投げ出してしまうっ！
引き戻した反動で私達は甲板に倒れこむ。
「痛てェな‥‥‥」
不満そうに顔を歪めたローに私は思わずカチンと来てしまう。
「バカ！！ 身を乗り出すなんて何してるの！？ 海に落ちたら沈んで死んじゃうかもしれないんだよ！！！？」
私はローの上に跨り、彼の服を掴み揺さぶる。
「本当にどうしたの？ 今日おかしいよ‥‥‥何かあったの？」
「‥‥‥今日はおれの命を救ってくれた人の、命日なんだ」
観念したのかローは静かに語りだす。
自らの過去を。
「本名はドンキホーテ・ロシナンテ。おれはコラさんと呼んでいた」
ドンキホーテって、ドフラミンゴの苗字。
彼に兄弟がいたの？
「お前が考えている通り、ドフラミンゴとコラさんは兄弟だ」
考えを読まれてしまい思わず顔に熱が集中する。
「でも殺された。ドフラミンゴの手によって」
「え……」
声のトーンが低くなったローは私を退けて立ち上がる。
「あの人はおれを救い、自由にしてくれた」
「だったら余計に命を大切にしなきゃ‥‥‥助けて貰った命を無駄にしないで！！」
過去に何があったのかは分からない。
それでも私はあなたの隣にいたい。-fin-
シャンクス-大きな愛で君を包もう-※三人称(リクエスト作品)→←お知らせです。
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神崎理人(プロフ) - FROM 13さん» めっちゃ好きと言って頂けて本当に良かったです！！期末テスト頑張ってください！ (2023年1月16日 8時) (
レス) id: c155f357ba (このIDを非表示/違反報告)
FROM 13 - これ見て期末テストがんばります‼ (2023年1月16日 6時) (レス) @page41 id: 7a02670e78 (このIDを非表示/違反報告)
FROM 13 - きゃあああああああああ❤!!!ありがとうございます‼めっちゃ好きでした‼ (2023年1月16日 6時) (レス) @page41 id: 7a02670e78 (このIDを非表示/違反報告)
神崎理人(プロフ) - FROM 13さん» お待たせいたしました…！久しぶりに書いたので、至らぬ点あるかと思いますが…気に入って頂ければ幸いです。 (2023年1月15日 22時) (レス) @page41 id: 5194b0739c (このIDを非表示/違反報告)
神崎理人(プロフ) - FROM 13さん» はじめまして！リクエストありがとうございます、大丈夫ですよ！少々お待ちください…！ (2023年1月15日 21時) (レス) @page40 id: 5194b0739c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神崎理人 | 作成日時：2020年7月8日 10時
