シャンクス-代わりなんかじゃなくて-※一人称 ページ17
※夢主さまside
私は物心ついたときから天竜人の元で過ごしていた。
たくさん酷い事をされ身心ともに疲労してしまった私は逃げ出した。
幸い見張りがいなかったから無事に逃げ出す事が出来た。
ここの天竜人はだいぶズボラなようだ。
逃げ出したのは良いけれど目の前に広がるのは海。
だから見張りがいなかったんだ。
逃げ出した先は海。
二度と助からないだろう。
ここの地理をちゃんと調べておけば良かったと後悔したけれど、もう遅い。
私は海の中へと沈んだ。
そんな私を助けてくれたのがシャンクス率いる赤髪海賊団だった。
みんなはこんな私を受け入れてくれて特にシャンクスは父親のような包容力があり、彼の隣にいると自然と心が温かくなった。
その内いつからか、私はシャンクスを父親ではなく一人の男性として見るようになった。
だから今夜、私はシャンクスに想いを伝える。
今日はお酒飲んでなかったし真面目に話せるはずだから。
緊張から震える手でシャンクスの部屋のドアをノックする。
「入って良いぞー」
中から穏やかな声が聞こえて私は部屋に入る。
部屋に入るとシャンクスはイスに座っていた。
「どうした？ 眠れないのか？」
「い、いえ……」
緊張してしまって上手く声が出せない。
そんな私を見たシャンクスは心配そうに立ち上がる。
「立ったままもあれだ。まぁ座れ」
シャンクスに促され用意されたイスに腰掛ける。
「で、どうした？」
「話が、あって、その……」
心臓が壊れそうなくらい脈を打ってる。
私の周りだけ酸素が薄いのかと思ってしまうほど息苦しい。
「なんだ？」
優しい声で私の手を握るシャンクス。
言おう。
言わないと。
「私、シャンクスが……好き、です」
言えた……！
反応が気になるけどシャンクスの顔を直視できない。
「そうか」
「う、うん……。初めはお父さんみたいだなって慕っていたけど、でも今は違う……」
シャンクスから何も返答がない。
やっぱり嫌だったのかな。
「ごめん……」
「何でだ？」
「嫌かなって」
「嬉しいぞ。おれと同じ気持ちだったとはな」
顔を上げるとシャンクスと目が合う。
思わず視線を逸らすと強引に顔を向き直させられキスをされる。
「そんな顔するなA。おれもお前が好きだ」
真っ直ぐに紡がれたその言葉に嘘偽りはなかった。
「良かった……シャンクスっ」
嬉しくてシャンクスの胸に縋りつく。
「愛してる……A」-fin-
ルフィ-雨が降る-※三人称→←マルコ-小さな抱き枕-※一人称
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神崎理人(プロフ) - FROM 13さん» めっちゃ好きと言って頂けて本当に良かったです！！期末テスト頑張ってください！ (2023年1月16日 8時) (
レス) id: c155f357ba (このIDを非表示/違反報告)
FROM 13 - これ見て期末テストがんばります‼ (2023年1月16日 6時) (レス) @page41 id: 7a02670e78 (このIDを非表示/違反報告)
FROM 13 - きゃあああああああああ❤!!!ありがとうございます‼めっちゃ好きでした‼ (2023年1月16日 6時) (レス) @page41 id: 7a02670e78 (このIDを非表示/違反報告)
神崎理人(プロフ) - FROM 13さん» お待たせいたしました…！久しぶりに書いたので、至らぬ点あるかと思いますが…気に入って頂ければ幸いです。 (2023年1月15日 22時) (レス) @page41 id: 5194b0739c (このIDを非表示/違反報告)
神崎理人(プロフ) - FROM 13さん» はじめまして！リクエストありがとうございます、大丈夫ですよ！少々お待ちください…！ (2023年1月15日 21時) (レス) @page40 id: 5194b0739c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神崎理人 | 作成日時：2020年7月8日 10時
