【ディアソムニア寮・シルバー】-いつまでも幸せを願ってる-※三人称 ページ5
ディアソムニア寮・リリアの部屋。
「くふふ、Aがここに来るとは珍しいな。で、話とはなんじゃ？」
リリアはAと隣にいるシルバーへと目を向ける。
「親父殿。俺とAは付き合っているんですが……」
珍しく緊張しているシルバーの次の言葉をリリアは静かに待つ。
「Aと結婚したいんです」
シルバーの言葉にリリアは嬉しそうに目を細めた。
「そうか。そんな事じゃろうと思っておったぞ」
「え、そうなんですか！？」
「当たり前じゃろうが。恋仲の二人が大事な話があると訪れるのは結婚以外、有り得んじゃろうて」
嬉しそうに、楽しそうに微笑むリリア。
「そういう物なのかな？」
「親父殿が言うんだから、間違いではないはずだ」
緊張がほぐれたのかAとシルバーは安心したようにお互いを見つめる。
「シルバー、この事をマレウスとセベクには言ってないじゃろ。伝えてこい、きっと喜ぶぞ」
「はい」
一礼したシルバーは部屋から出て行く。
「リリア先輩、ありがとうございます」
「くふふ、わしが断るわけなかろう。子の幸せを拒む親がどこにおる」
その言葉を聞いてAは、リリアがシルバーを心から愛しているんだろうと感じ取る。
「おめでとうA。これからもシルバーの事を頼むぞ」
親としての愛情や祝福。
親だからこその心配。
リリアの親としての一面を見たA。
「はい！ 任せて下さい、リリア先輩！！」
「違うじゃろうて。わしはお主の父親じゃろ？」
シルバーと結婚するという事はリリアとも家族になるという事だ。
「はい！ お父さん……！」
Aは恥ずかしそうにしながらも、リリアを父と呼んだ。
「くふふ、わしは今とても幸せじゃ。Aとシルバーに、いつもまでも幸せがあらん事を」
そう言ってリリアは祝福という名の魔力を込めた口づけを、Aの額に落とした。-fin-
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Licht-リヒト-(プロフ) - ハイドさん» いえいえ！ ご希望に応えられたようで安心しました！ 「カリムって大切な人が傷つけられている場面を見ると、人格変わりそう……」と実際は分からないんですけど、そうだったら良いなぁと思いながら書いていました！ リクエストありがとうございます！ (2020年10月14日 13時) (
レス) id: dfd8bd8685 (このIDを非表示/違反報告)
Licht-リヒト-(プロフ) - ミリアさん» 出来ました！ こんな感じで大丈夫だったでしょうか？ (2020年10月14日 13時) (レス) id: dfd8bd8685 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - リクはトレイでお願いします。 (2020年10月13日 13時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
ハイド - Licht-リヒト-さん» リクエストに応えて頂き、ありがとうございます！あかん、スカラビア組で一番怒らせちゃいけないの、カリムだあ…ジャミルも怒らせちゃいけないんだけど(ｶﾞｸﾌﾞﾙ (2020年10月13日 9時) (レス) id: c3c1291a5b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 凄く良いですね。 (2020年10月12日 20時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Licht-リヒト- | 作成日時：2020年9月10日 18時
