【ディアソムニア寮・マレウス】-異文化交流-※三人称(リクエスト作品) ページ40
夜の8時をまわった頃、オンボロ寮に来訪者が。
「人の子、いるか？」
「あ、ツノ太郎！」
来訪者の正体はマレウスだった。
Aは顔を綻ばせると、彼を寮内へと導く。
二人は話をする内に親睦を深め、良き友人へと変化していた。
「今おにぎり作ってんだけど、ツノ太郎も食べる？」
Aはお皿に並べた、おにぎりを差し出す。
「おにぎり？」
マレウスは首をかしげて、おにぎりを見つめる。
「あ、えっと……私のいた世界だとよく食べられてたんだよ。お米を三角形に握って、好きな具財を中に入れるの。形とかも色々あるし美味しいと、思う」
「そうか。人の子が作ってくれたんだ、頂こう」
そう言ってマレウスはおにぎりを手に取り、口へと運ぶ。
「うん、美味しいな」
「ほんと！？ 良かった〜」
マレウスの言葉を聞いてAは安堵の息を漏らす。
そして安心したのかAもおにぎりを頬張っていく。
「人の子は、美味しそうに食べるな」
「え？ そうかな？ だって美味しいから」
マレウスの言葉に照れてしまったAは、おにぎりを頬張っていく。
「ん、人の子」
その時、不意にマレウスの腕がAの首へと伸びる。
「え……」
グイと引かれると、マレウスの顔が至近距離に迫る。
「米粒がついていたぞ」
少し顔を離したマレウスは、楽しそうに笑う。
「あ、ありがとっ」
Aは恥ずかしさから顔に熱が集中するのが分かった。
「こちらも、美味しそうだな」
そしてマレウスはAの唇を奪う。
完全に思考停止してしまったAはマレウスのされるがままの状態になってしまう。
「甘かった。ごちそうさま」
満足したようにマレウスはAから離れる。
「あ、あ……つ……ツノ太郎のバカーーーー！！！！！！！」
羞恥心から叫んだAの声は……オンボロ寮外にまで響き渡った。-fin-
【ハーツラビュル寮・エース】-恩返し-※一人称(リクエスト作品)→←【サバナクロー寮・レオナ＆スカラビア寮・カリム】-誰よりも愛していた-※三人称(リクエスト作品)
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Licht-リヒト-(プロフ) - ハイドさん» いえいえ！ ご希望に応えられたようで安心しました！ 「カリムって大切な人が傷つけられている場面を見ると、人格変わりそう……」と実際は分からないんですけど、そうだったら良いなぁと思いながら書いていました！ リクエストありがとうございます！ (2020年10月14日 13時) (
レス) id: dfd8bd8685 (このIDを非表示/違反報告)
Licht-リヒト-(プロフ) - ミリアさん» 出来ました！ こんな感じで大丈夫だったでしょうか？ (2020年10月14日 13時) (レス) id: dfd8bd8685 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - リクはトレイでお願いします。 (2020年10月13日 13時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
ハイド - Licht-リヒト-さん» リクエストに応えて頂き、ありがとうございます！あかん、スカラビア組で一番怒らせちゃいけないの、カリムだあ…ジャミルも怒らせちゃいけないんだけど(ｶﾞｸﾌﾞﾙ (2020年10月13日 9時) (レス) id: c3c1291a5b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 凄く良いですね。 (2020年10月12日 20時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Licht-リヒト- | 作成日時：2020年9月10日 18時
