【オクタヴィネル寮・アズール】-本当に依存しているのは-first※三人称(リクエスト作品) ページ36
※アズールと夢主さまは恋人同士です。
ジェイド要素もあります。
オクタヴィネル寮にあるジェイドとフロイドの部屋。
時計の針は0時を指している。
「ねぇ。最近アズール、小エビちゃんに冷たくね？」
その言葉を聞いてジェイドは、ベッドにうつ伏せで寝る片割れへと目を向ける。
「フロイドがそんな事を言うなんて。どうしたんです？」
「それディスってね？」
「いいえ？」
笑みを絶やさないジェイドを見て、フロイドは枕に顔を埋める。
「小エビちゃん、元気ねーもん。それにアズールも……あからさまに態度ちがうし」
フロイドの脳裏に昼間の二人の姿が浮かぶ。
『アズール先輩、こんにちは』
『はい』
挨拶に対する返しとしては、いささか不自然だったとフロイドの脳裏に刻み込まれていた。
(前までは笑顔で、ちゃんと名前を呼んで、優しい声で)
靄がかかったような思いが、フロイドの胸を締め付けた。
「実は僕、Aさんからアズールに関する相談を受けていたんですよね」
「はぁ！？ それ先に言えよ！ てかなんでオレじゃないの？」
フロイドは勢いよく上体を起こすと、椅子に腰かけているジェイドを見る。
「落ち着いて下さい。僕も二人の関係について気になっていたので、探りを入れてみたんですよ」
「ふ〜ん。それでぇ？」
フロイドの問いにジェイドは困ったように眉をひそめる。
そして……笑みが消えた。
「これから僕が言うことは全て真実であり、事実。それはあまりにも悲劇的で哀れ……。それでも聞く覚悟はできていますか？ フロイド」
フロイドは長年の付き合いから、ジェイドが本気だという事を知る。
同時に……それほどアズールとAの間に亀裂が入っていたという事も。
「うん」
フロイドはベッドに座り直し、話を聞く態勢に入った。
「付き合い始めの頃、アズールとAさんは誰から見ても幸せなカップルでした。ですが今は、お世辞にもそんな事は言えません。彼女はいつも泣いていました」
ジェイドの脳裏にAの泣いている姿が浮かび、唇を噛む。
「そうなの？」
「ええ。学園では明るく振る舞っていますが、彼女はだいぶ泣き虫ですよ」
フロイドの問いにジェイドは苦笑すると話を続けた。
-To be continued-
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Licht-リヒト-(プロフ) - ハイドさん» いえいえ！ ご希望に応えられたようで安心しました！ 「カリムって大切な人が傷つけられている場面を見ると、人格変わりそう……」と実際は分からないんですけど、そうだったら良いなぁと思いながら書いていました！ リクエストありがとうございます！ (2020年10月14日 13時) (
レス) id: dfd8bd8685 (このIDを非表示/違反報告)
Licht-リヒト-(プロフ) - ミリアさん» 出来ました！ こんな感じで大丈夫だったでしょうか？ (2020年10月14日 13時) (レス) id: dfd8bd8685 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - リクはトレイでお願いします。 (2020年10月13日 13時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
ハイド - Licht-リヒト-さん» リクエストに応えて頂き、ありがとうございます！あかん、スカラビア組で一番怒らせちゃいけないの、カリムだあ…ジャミルも怒らせちゃいけないんだけど(ｶﾞｸﾌﾞﾙ (2020年10月13日 9時) (レス) id: c3c1291a5b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 凄く良いですね。 (2020年10月12日 20時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Licht-リヒト- | 作成日時：2020年9月10日 18時
