【スカラビア寮・ジャミル】-安心する存在-※三人称(リクエスト作品) ページ19
日も沈んだ夜。
Aはスカラビア寮内にあるジャミルの部屋で、落ち着かない様子で椅子に座っていた。
「すまない。待たせてしまったな」
ガチャっとドアが開くと、寮服に身を纏ったジャミルが現れる。
「い、いえ！ 大丈夫です！」
よほど緊張しているのか声が上ずってしまうA。
そんな彼女を見てジャミルはクスっと微笑む。
「そうか」
ジャミルはAに近づくと、彼女の頭に手を置く。
「あの、グリムは？」
ジャミルに頭を撫でられ気持ちよさそうにしていたAが口を開く。
「ああ。カリムと遊んでいたら疲れたのか、一緒に寝てしまったよ」
談話室で仲良く眠っているとジャミルは言った。
「すみません、ご迷惑を……」
「ん？ 何も問題ない。それに寝てくれたおかげで邪魔される事なく、君との時間を過ごせる」
そう言ってジャミルはリップ音を鳴らしながら、Aへとキスの雨を降らせる。
「ん……ジャミル先輩っ」
Aは恥ずかしいのか耳まで真っ赤に染めている。
「本当にAは可愛いな」
愛おしそうに呟いたジャミルはAを抱き締める。
「俺を、好きになってくれてありがとう。恋人になってくれてありがとう」
ずっと伝えたかった言葉を口にしていくジャミル。
「いえ、私の方こそありがとうございます。ジャミル先輩、大好きです！」
Aの言葉にジャミルは、体温が上昇していくのを感じる。
「ありがとう、俺も好きだ。やっぱり……Aといると安心する」
ジャミルは限られた時間の中で、安心できる彼女から離れようとしなかった。-fin-
【オクタヴィネル寮・フロイド】-絶対取り戻す-first※三人称→←【スカラビア寮・カリム】-面影-※一人称(リクエスト作品)
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Licht-リヒト-(プロフ) - ハイドさん» いえいえ！ ご希望に応えられたようで安心しました！ 「カリムって大切な人が傷つけられている場面を見ると、人格変わりそう……」と実際は分からないんですけど、そうだったら良いなぁと思いながら書いていました！ リクエストありがとうございます！ (2020年10月14日 13時) (
レス) id: dfd8bd8685 (このIDを非表示/違反報告)
Licht-リヒト-(プロフ) - ミリアさん» 出来ました！ こんな感じで大丈夫だったでしょうか？ (2020年10月14日 13時) (レス) id: dfd8bd8685 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - リクはトレイでお願いします。 (2020年10月13日 13時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
ハイド - Licht-リヒト-さん» リクエストに応えて頂き、ありがとうございます！あかん、スカラビア組で一番怒らせちゃいけないの、カリムだあ…ジャミルも怒らせちゃいけないんだけど(ｶﾞｸﾌﾞﾙ (2020年10月13日 9時) (レス) id: c3c1291a5b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 凄く良いですね。 (2020年10月12日 20時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Licht-リヒト- | 作成日時：2020年9月10日 18時
