TIMEtoWOLF＿5

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"次会う時は愛する妹としてな？"


そう最後に言って私を送って
帰って行った岩ちゃん。
人を振るってこんなにしんどかったっけな…


無性に彼の声が聞きたくなった時には
もう名前をタップしてた


壱馬「もしもし」

「壱馬…ただいま。」

壱馬「おかえり、楽しかった？」

「岩ちゃんにね…ちゃんと振ってくれって頼まれて振ってきた…」

壱馬「そっか…」


ただ黙って私の話を聞いてくれる壱馬。



「人を振るってこんなしんどかったっけ…」

壱馬「Aが岩さんにちゃんと向き合った証拠なんじゃない？」

「私…ちゃんと言ったよ…壱馬が好きだって…」

壱馬「ちゃんと言うてくれてありがとう？頑張ったな？」

「傷付けたよね…」

壱馬「誰かが幸せになる時、他の誰かが傷ついてしまう事もある、でも真剣に伝えて真剣に考えて出してくれた答えならきっと傷付いた誰かもいつか前に進めると思う特に岩さんなら」

「そうだよね…」

壱馬「きっと岩さんなら次会う時はいつもみたいに笑ってくれると思うで？」

「だといいな…」

壱馬「A？会いに行こうか？」

「壱馬の声聞けただけで十分だよ？」

壱馬「そう？それは残念やなぁ〜」

「え、会いたかった？」

壱馬「会いたかったけど声だけでええなら帰るわ。笑」

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