TIMEtoWOLF＿4

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壱馬side



この人もまたAを好きだったんだろう
すげぇ今更だけどな…。



「今更やけどロック解けるんすか？」

じゅん「どうせ昔のままだろ…あいつの誕生日」

「昔から…」

じゅん「告白してあいつが選んだのは俺、別れてからも告ったみたいだけど振られたらしいよ？」

「ずっと好きやのに何で…」

じゅん「お前と出会ってあいつ変わったよ見てて思う、それが受け入れらんないんじゃね？」

「だとしても…！」

じゅん「お前がいる以上、もうAはお前以外のもんにはならねーって現実を見たくないんじゃね？」



"お前ら見てたら手出す気失せたけどな俺は"

そう言いながら終わったら教えるって
先に出ていったじゅんさん。



「良い人なのかわかんねぇ…」



彼女を苦しめてきた事実は変わらん
やけど、きっとじゅんさんも
手放した事を何度も後悔したはず…


俺が警戒するべき相手は
じゅんさんじゃなくもう1人やったんや…



「Aは？」

北人「樹に預けたよ…それよりどうだった？」

「協力してくれるって」

北人「信用出来んの？」

「信用するしかないやろ今は…」



話した時、本気で怒りをあらわにした
じゅんさんならきっともう
彼女を苦しめはしないだろう。

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