TIMEtoWOLF＿4

173 ページ23

.


翔「じゅんの次は壱馬かよ…」

「なに言ってんの…？」

翔「どんだけ一緒に居ても俺を好きにはならないわけ…？」

「なにそれ…」

翔「昔も俺じゃなく選んだのはじゅん…別れた後もじゅん…そして今は壱馬…？お前…俺になんて言ったか覚えてる？」

「なんの事…」

翔「じゅん以外、好きになれないって言ったんだよ？なのに他の奴…好きになってんじゃん…」

「私だって悩んだよ！何回も振ったよ！けど…
どんな時でも側に居てくれたの…辛い時いつもただ側に居てくれたのは壱馬だった…」

翔「俺が側に居たら好きになったわけ…？」

「わからない…わからないけど、なってないと思う…」

翔「じゃあ壱馬はなんで」

「初めて会った時も初めて告白された時も…
壱馬の目は嫌だった…逃げられなくなりそうで…
好きになるのがどこかでわかってたんだと思う」

翔「どんなに側に居ても無駄なら…もう手段なんか選ばないよ…」

「何する気…？やめて…んっ…」



男の力になんか勝てるはずもなく
奪われた唇…。

脱がされて行く服。


「お願い…やめて…」

翔「こうさせたのはAだよ」

「やだ…やめて…いやぁぁ…」



ドラマの世界なら愛する人が助けに…
でも現実は違う、これは、
大切な人に嘘をついた罰なのかもしれない…

174→←172

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す