TIMEtoWOLF＿3 (ページ31)

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慎side

聞こえないように話してるつもり
なんだろうか？
俺には全部丸聞こえなんだけど…

じゅん「A〜この資料どうしたらいい？」

壱馬「行っておいで…？」

『すぐ戻るから…！』

じゅんさんのとこにAが行ってからは
携帯をいじってるように見えるけど
目線は明らかにAにある壱馬さん。
それも少し不安そうに…

『それ並べといて？』

翔「Aに言われんの違和感。笑」

じゅん「確かにな？笑」

『私のが先輩だからね？笑』

Aを中心に両側には微笑んで立つ2人。
まるで壱馬さんと臣さんみたいな…

壱馬さんに視線を向ければ
ゆっくり目を閉じてた。
まるで何も見たくないって感じで。

『壱馬？』

壱馬「もうええんか？」

『うん！どうかした？眠い？』

壱馬「携帯見とったら目疲れただけ。笑」

壱馬さん携帯なんか見てなかったくせに…

裕也「会議始めるぞー！」

裕也くんの声を合図に始まった会議。
当たり前のように隣同士に座る2人。
俺も壱馬さんの隣をキープした何となく。

『次のなんだけど何か案ある？』

裕也「よし、今から考えろ〜」

考えろって言われても2人が気になって
考えるどころじゃないや。