TIMEtoWOLF＿2 (ページ37)

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やっと結婚式も終わり御手洗いに行き
帰ろうとすると入口に立ってるじゅん。

じゅん「俺言ったよな？後から来いって…」

「もう十分でしょ？帰る…」

外に出ると追いかけてくるじゅん。

じゅん「待てって！」

「まだ何かあるの？今度はなんなの…」

じゅん「俺…後悔してる手放した事…」

"後悔させてやりな？"
りなの言葉が浮かんだ。

じゅん「そんなに綺麗になってると思わなかったし…見た時、昔思い出した。」

「もう遅いよ…何年待ったと思ってるの…？」

じゅん「悪かった…」

「それに…父親になるんでしょ？結婚したんでしょ？いい加減な事言わないで」

じゅん「バレなきゃいいじゃん」

「そうやって私の時も上手くやって浮気したんだ…」

じゅん「それは…」

「バカにしないで！私はカナさんとは違う！」

一緒にしないでよ…

「私、カナさんからあの子の事…可哀想な子って言われたんだよ…？カナさんの赤ちゃんは…パパに受け入れられた子だって…」

じゅん「ッチ…」

嫌でも涙が出てきた…
その時、じゅんに抱きしめられた。

じゅん「お前の涙…俺しか拭けねーだろうが」

どこまでこの人は自分勝手なんだろう…
私をどうしたいんだろう…

何で私はこの手を振り払わないんだろうか…