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10話 ページ12
〜病院〜
「お久し振りです。月久さん」
と、見るからに優しそうな人で
女医かな？
そして私の母は
「ご無沙汰しています。佐藤先生」
「いえいえ此方こそ」
なんて会話をしていた
すると急に女医の先生が私に向かって
「未だ戻って無い様ね」
私の頭の中はハテナで埋め尽くされた
それからその女医の先生が
「優陽ちゃんは記憶障害なの。憶えていない？お父さんと弟の事」
はい？
私が記憶障害？
いや、何かの間違いじゃ
でも確かに心当たりはある
それはお父さんと弟の記憶が無い事
その後お母さんが
苦しい顔をして教えてくれた
私は弟が倒れ意識が戻んないのと
お父さんの告別式で余りのショックが被り過ぎて
その時に意識と記憶を手放してしまったのと………
それを聞いた私は何故か記憶が無いハズなのに
その場に泣き崩れた
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作者名：ゆったん×dolly | 作成日時：2017年1月21日 23時
