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昨日の夜はいつもみたいに
絵を描いてたら眠くなっちゃって
ベッドどころかソファに行くのもメンドくさくて
そのままリビングの床で寝ちゃった…
。。。はずだった。
今、目が覚めたおれの目に映ったのは
ヒンヤリ堅いフローリング…
じゃあなくって
ふんわりと柔らかい真っ白なベッド……
寝ボケながらベッドまでたどり着いたのかな？
…って一瞬本気で思った。
けど…
ココ、ドコ？
いや、マジで……！！
おれが寝てたのは
見たこともないような天蓋つきの大きなベッド。
やけにだだっ広い部屋は天井がやたら高い。
大きな窓からは日の光がキラキラと射し込んで
窓辺のカーテンを風が優しくゆらしてる。
窓の外にはバルコニーもあるみたいだ。
｢…マジかよ…なんなんだよココ、どこなんだよ？
おれ…おれ…まさか誘拐されちゃったんじゃねーよな？
でも今のおれんちセキュリティ厳重だし
合鍵だってかーちゃんにしか渡してねーし…｣
訳のわからなさにブツブツとひとり言をつぶやくおれ…
｢ハッ！！まさかかーちゃんどっかで鍵落として
それ拾った誰かが合鍵作ってそんでおれんち入って……
でもどーやっておれんちだってわかんだ？
つーか大のおとなが誘拐ってありえねーだろ？！
いくらおれでも起きるわ！！｣
訳のわからなさに
さらに輪をかけた訳のわからない独り言をつぶやくおれ……
｢だからドコなんだよココ？！｣
何度目かわからない疑問を口に出した時
"コンコン"
ドアをノックする音が聞こえた。
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