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「やーね〜コワイ顔しちゃって。
何も取って喰おうってんじゃないんだからさ。
ほら、ちょっとこっちおいで!!」
オマツはそういうとショウに向かって手招きする。
「ちょっとアンタ抜け駆けすんじゃないわよ!」
「おだまり!アタシの方が年上なんだからアタシが先よ!!」
「何言ってんのよ!アタシが先に目つけてたんだからね!」
ショウをめぐる、オネェの争い……
なんかもうホント、いろいろすげぇ……
するとそこに、もう一つの声が響いた。
「オゴト〜〜〜〜!」
(え?!またなんか来た!)
(あれはパーティ…あれが2ブロックの支配者です。)
(パーティ?なんか楽しそうな名前だな。)
(いえ、そのパーティではなく
『一行』という意味のパーティです。)
(いっこう?)
(自分たちの"集団"とでもいう意味かと…)
(へぇ…)
「んもぉ〜宰相ちゃ〜ん♪ご無沙汰〜〜♪
ちょっとアンタ達宰相ちゃんが来てるなら来てるって言いなさいよ〜!
ナニよアタシだけのけ者にして盛り上がっちゃって〜!」
「ほら見なさいよ!
アンタがグズグズしてるから
来ちゃったじゃないよ!」
「アタシのせいじゃないでしょ?
アンタだって……」
「ちょっとなんなのよアンタ達〜〜!!」
そしてパーティーを加えた3人で
ショウをめぐる醜い争いが始まった……
そっか……
コイツ女っ気ないないっていわれてるけど
そういうことか。
つまり、こういう人たちにモテんだな?
なんか、わかるようなわかんないような……
でも、ナゼか妙に納得できる。
なんでかはわかんねーけど…
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