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「あ、あれって告白だったんだ…」
「…はぁ。やっと、やっとかよ」
ようやく理解して、私も顔が熱くなる。そっか、あれは、そんな意味合いだったのか。
「じゃあ俺が今まで他の奴らに牽制してたの、超キモくね？」
「あ、いや、キモくはないけど…ごめんね、今度から心得とく。そっか…付き合ってたんだ。という牽制だったんだ…」
そう考えるとむず痒い。こんな形で片想いが成就するとは思いもしなかった。だって五条くんに、もう好かれていないと思ってたから。
「…そーだよ、牽制。今までお前に引っ付いてたのも、他の奴らに仄めかしてたのも、全部“俺の”って牽制してたの」
「い、意味ある？それ」
「大アリだろ。…はぁ〜、でもま、このタイミングで誤解が解けて良かったな」
「うん…あの、じゃあこれからよろしくね、五条くん。私、大した恋愛経験ないから迷惑かけちゃうかもしれないし、常識的なことわかってないかもしれないけど」
「あーいい、そういうのは。お前が経験ないことぐらい知ってるっつーの」
五条くんはそう被せると、私の額にデコピンを喰らわす。それなりに痛くて声を漏らしながら押さえると、笑いながら言われた。
「俺、ずっと待ってたんだよね」
「え？」
「お前の中での最優先事項に俺がなるの待ってた。全然音楽に勝てねぇと思ってたけど、大したことねぇな、アレ」
意地悪っぽくそう言われて思わずぽかんとしていると話は続く。
「色々あったし、多分これからも色々あっけど、お前だけはずっとここにいろよ」
「…い、いるよ。大丈夫、五条くんを置いていったりしない」
「……はは、そりゃ良かった」
私はきっと、君の役に立ちやしないし、むしろ重荷となるかもしれない。
それでも、君に与えられた全てを返せるように、努力するから。
夏油くんの代役は無理でも、私は私なりに、君の隣に立ちたいんだ。
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作者(プロフ) - 那奈さん» ありがとうございます😌私生活との兼ね合いもあり更新ペースが下がっていました💦頑張ってこれからも書いていくので、よろしくお願いいたします☺️ (4月22日 21時) (
レス) id: 4fb250efc4 (このIDを非表示/違反報告)
那奈 - とっても素敵な作品だと思いました。難しいとは思いますが、更新してくださると嬉しいです。 (4月22日 8時) (レス) @page37 id: 3264f93205 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 栗ここなさん» ありがとうございます😭試行錯誤しながら書いている作品なので、作者冥利に尽きます☺️これからもぜひお楽しみください😌 (3月27日 18時) (レス) id: b4c68f46cc (このIDを非表示/違反報告)
栗ここな(プロフ) - このシリーズ本当に好きです！続きをいつも楽しみにしてます🥰 (3月25日 21時) (レス) id: c0504a419b (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - メルさん» ありがとうございます☺️こちらでもコメントしていただけて本当に嬉しいです😭頑張って書こう！という気持ちになれます🙇♀️これからも応援よろしくお願いします！ (3月19日 13時) (レス) id: b4c68f46cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2024年3月18日 16時
