ｵﾓｲｵﾓｲﾘｮｳｶﾀｵﾓｲ__3 ページ22
your side
A:なにもないって、気にしないでいいから猪狩は
蒼弥:泣いてるのに気にしないわけないだろ、言えないなら言わなくても良いけど一人で抱え込むなよ、？
そう言って私の頭を撫でるからもっと辛くなっちゃうんだ、誰にでも優しすぎるんだ。猪狩は私のものでもないのに、その優しさは私にだけすればいいのにって思う
A:ごめん、一人で帰らせて
そう残して足早に去る私
せっかく私の行きたいとこ連れてってくれて美味しいパフェ食べて楽しかったはずなのに、勝手な私の行動でこの日以来猪狩と微妙な空気になっちゃった
だからって嫌いになれるわけじゃなくて、猪狩に嫌われちゃったかもしれなくても好きな気持ちは全く変わらなくて、猪狩といる時間が全然ないからどんどん不安になってしまう
私ってバカだ。
まだ猪狩にあの時好きって言ってたほうが気まずくならなかったのに。
優斗:なあ最近猪狩と喋んないけど何があったわけ？実は別れたとか？
A:は？！付き合ってないし！本当デリカシーないよね
優斗:悪い、それは謝るけど、そうやんがずっとAちゃんのこと気にしてて上の空なんだよなぁ
A:なにそれ、私と猪狩が喋るようにって仕組んでるでしょ
優斗:そんなことわざわざしねえよ、まじでそうやんがそうやんらしくないからどうにかしろよ
A:そんなこと言われたって困るよ、、優斗猪狩の親友でしょ...
親友の優斗でもお手上げ状態ってそんなことある？しかもそれが私が原因とは限らないじゃん...そう思いながらもそんなに上の空なのか様子を見たくて放課後猪狩よりも早く支度を済ませていつも猪狩と立ち話してた駅の前で待ち伏せをするけど
猪狩遅いな...いつも早く出てくるのに、寄り道？隣のクラスの女の子といるのかな
そんなところ見たくないから帰ろうかなって考えてた時遠くに見慣れたシルエットが見えた。
気まずくなってから猪狩のこと全然見れてなかったせいか、あんな前髪長かったっけ？少し細くなった？ まじまじ見てればだんだん近づいてくる大好きな姿
蒼弥:え...Aちゃん
A:あっ、
蒼弥:帰らないでこんなとこでなにしてんの？
A:いや、なにも
蒼弥:ほら、すぐそう言う
A:えっ...
蒼弥:ちょうどよかった、話したかったんだAちゃんと。そっちの公園行こ？
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作者名：ようぴょん** | 作成日時：2018年2月17日 3時
