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/your side/
猪狩くんの告白で付き合い始めた私。
もちろん私も猪狩くんのことが好きだったからすごく嬉しくて
毎日のように好きをくれる猪狩くんといるのは幸せなんだけど...
ありがたいことなんだけど...
人間は1つ欲が叶うとどんどん欲を満たしたがるから
正直なところ満足しないことがある
蒼弥: 先輩...?
A: えっ、あっ猪狩くん
蒼弥: さっきから呼んでるのに全然気付いてくれないから...
A: ごめんごめん、帰ろっか！
猪狩くんを待っている間に猪狩くんのことで悩んでついついぼーっとしてしまった
蒼弥: 浮かない顔してますけど
A: え？そう？
浮かないよ、浮ける気分じゃないよ猪狩くんのせいで
なんて言えるわけがない。
3ヶ月くらいじゃそんな進まないものかな...
友達は結構進んでるのにな...
猪狩くんが年下だから？
あれこれまた猪狩くんの隣で考えてれば
蒼弥: もう！聞いてます？今日やっぱり変です！
A: えっ
蒼弥: なんかあったんですか？
A: 何もないって
否定すると猪狩くんは繋いでいた手をパッと離した
蒼弥: 俺のこと信頼できないですか...
A: 違う、そうじゃないよ
もう一度手を握り直そうと手を伸ばすと猪狩くんは私の手首を掴んで少し俯きながら言った
蒼弥: 俺、勘付けない不器用な人間だから教えてくれないと困っちゃいます...
私たちはそのまま無言で人影の少ない公園に向かった
沈黙の間また私はあれこれと考えを巡らせて足早に猪狩くんの少し前を歩いてた
蒼弥: あそこ座りましょうか
A: うん...
所詮私のくだらない我儘だからこんな思い空気にさせてしまって
申し訳ない気持ちがいっぱいでまた固まってしまう
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作者名：ようぴょん** | 作成日時：2018年2月17日 3時
