【d!】私の家に不審者が！！！ (ページ5)

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なぜ私は今、軍人さんとお茶をしているのでしょうか。

急に軍人さんは私の拘束を解いて、「喉乾いたわ、飲み物ないん？」と気さくな感じで聞いてきた。先程との雰囲気が変わりすぎて頭バグるかと思ったわ。

そして今、先程も言った通りお茶をしている。私の目の前の椅子に座って、軍人さんはずずーっとお茶を啜っては「うーん、ちゃうな…」と呟いている。何がちゃうんだろうか。

kn「俺のことは知っとるやろうけど、我々国特殊部隊隊長のコネシマや。お前、多分我々国の国民ちゃうやろ」

「わ、われ……われ？」

何を言っているんだこの軍人さんは……いや、コネシマさんと呼ぶべきか？いや、そもそも我々国とはなんぞや。そんな国あったっけ？いやない。私の記憶が正しければそんな国はない。

「えっと…あの、1回病院に行ってみた方が」

kn「は？病院？なんやそれ」

「エッ……」

病院をご存知でない？

これは、重症なのかもしれない…！！！

「ちょっと待ってくださいね。今救急呼びますんで」

意味わからん不審者相手にすんのも疲れるし、ここは医者に任せようかな。携帯の電源を入れ、病院に電話をかけようとする。

しかし、

kn「お前、なんやその薄っぺらい四角いやつ」

コネシマさんの言葉に驚いて、携帯を床に落としてしまった。

「け、けけけっ携帯を…ご存知でない！！？」

kn「ケー…タイ？」

うわっこの反応、ガチで知らないパターン！！！

携帯を知らないことってある？流石におじいちゃんでも知ってるよ。

病院を知らなかったり、携帯を知らなかったり…聞いた事のない国の名前とか…なんかこういうの、どっかの小説で見たことあるかもな。

なんだっけ…

kn「うわっなんやこれ、画面が動くぞ。パソコンを小さくしたみたいなやつか？」

「え、えっと…これは電話ができたり、ゲームができたりする便利な小型機械で…」

kn「ほーすごいな。こんな機械、うちの国にはなかったで。ほんまにどこの国なん？」

「日本ですよ。知りません？」

「なんやそれ、聞いたことないわ」コネシマさんの返答はこんな感じだった。嘘をついている感じではなかったから、本当に知らないんだろう。