【d!】私の家に不審者が！！！ (ページ2)

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??「まず1つ、ここは何処や？」

「私の…部屋です……」

??「……ふん。なら次や、何の目的で俺を拉致した？」

知らん！！私が聞きたい！！この部屋に私しかいなかったから、まず私を疑うのはわかる。だけど私は潔白の身だ！！無実だ！！拉致ってなどいないのだ！！！

そう心の中で叫ぶが、顔怖な軍人さんを目の前に本音をそのままぶちまけることなんてできるわけがない。だから私はまるで陰キャのようにか細い声で否定する。

「目的とか…ないです……」

??「は？」

「そもそもの話ですが、私拉致なんかしてません……」

??「じゃあなんで俺は此処におんねん」

軍人さんの目が更に鋭くなって、拳銃の音がカチャッとなる。待ってまだﾀﾋにたくない。

「知りません知りません！！私が知りたいくらいです！！貴方誰なんですかほんとに！！」

??「…………」

「じゅ、銃刀法違反ですよ！！軍人だとしても罪のない一般人に銃を向けるの良くないと思います！！」

??「……自分はただの一般人やと言い張る気か」

思わず口答えをしてしまった。殺されてしまうのだろうか私は。嗚呼、もう顔も忘れてしまったけど、お父さんお母さん。不本意ではありますが、今から会いに行きます。

目を閉じ、来るであろう痛みを耐えようとするが、何も来ない。頭の上に疑問符が浮かび、恐る恐る目を開けると、軍人さんの顔が目いっぱいに広がった。

「ひっ…………！！？？」

??「騒ぐな」

「ッ……！！！！」

叫びそうになった口を手で押さえつけられる。先程よりはマシになったが、未だに睨みつけられているので大人しく首を上下に振る。

恐怖心でずっと気が付かなかったけど、この人めっちゃイケメンだ！！顔は怖いけど！！！！