【d!】私の家に不審者が！！！ (ページ1)

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◇ 水色の軍人さんページ1

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私は鈴木A。ごくごく普通の社会人。勉強も運動も平均点。特技は特になく、趣味もこれといってない。身長も平均、顔の偏差値も平均。

唯一普通じゃないことと言えば、両親を幼い頃に事故で亡くしてしまったことくらいだろうか。

親戚に引き取られ、小説でよく見るような酷い扱いは特にされず、かと言ってものすごく溺愛されるということもなく…平凡な人生を歩んできた。

そう、今までは。

社会人になり、一人暮らしを初めて数ヶ月経った頃。私の平凡な生活を脅かす者が現れた。

「だ、だだだ誰ですか貴方！！」

??「お前こそ誰やねん！！てか、何処やここ！？」

今日は久々の休日。外出などはせず、部屋でのんびり寛ぐことにしようと思った矢先のことだった。どこからともなく、軍服を着た男が私の部屋に現れた。

不審者？空き巣？なぜコスプレをしているのだろうか。そもそも一体どこからやってきたというのだ。玄関の鍵も、窓の鍵も閉めていたというのに。

「とっととと、取り敢えず110番！！！」

??「………おい、動くな」

「ﾋｪ………！！！」

いつの間に後ろに回り込まれていたのだろうか。携帯を握っていた手を捻られ、身動きを封じられる。カチャッと音がしたが、頭に当てられているのは恐らく銃口……あー銃刀法違反！！いやそもそも不法侵入！！

なんで私が命を狙われてるのだ。私はごく平凡な人生を歩んできた。だから、悪に手を染めたりは一切していない！！神に誓って言える！！！

困惑、恐怖、そんな感情に包まれ足が震える。私ﾀﾋぬのかな…まだやり残したことが残って………いや、特にないな。じゃあﾀﾋんでもいいかな。いや良くないわ。

「あ、あの……」

??「許可なく喋るな。今から言う質問に答えろ。口の利き方には気をつけろよ。お前の返答次第で、この引き金を引くからな」

「は……はい……」

理不尽すぎて涙が出てくる。

神様、私が一体何をしたというのですか。

私の平凡な生活を、返してください………。