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【恭平サイド】
桃「あのさ、」
突然口を開いたみっちーに、一斉に視線が集まる
赤「みっちー？」
桃「…ななせが居らんなにわ男子でデビューするのは嫌だと思う。俺だってそう。だけど…ななせが生きてた時、話してくれたんだ」
***
「ねぇ、みっちー」
桃「ん？」
「私さ、ジャニーズで唯一の女の子でしょ？」
桃「うん」
「だからさ、入所当時はたくさんの人に非難された。ファンレターにカッターの刃が入ってたこともあった」
桃「……」
「けど、そんな私に皆が寄り添ってくれた。声をかけてくれた。嬉しかったんだ」
「だから私はこの八人で、なにわ男子でデビューしたい。そして、東京ドームでライブしたい」
桃「うん。俺も」
「だけど、私は命を狙われるかもしれない。もしも…もしも私が命を落としたら、七人だけでデビューしてほしいんだ。」
桃「え…」
「ごめんね、こんな話して。絶対デビューしようね！」
桃「うんっ…！」
***
ななせがそんなことを言ってたなんて…
桃「だからっ、ななせの夢を叶えるために…デビューしたいっ」
紫「そっか…。話してくれてありがとう、みっちー。」
桃「恭平っ…」
青「そうやな…みっちーの言う通りや」
そして俺たちはデビューすることになった
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作者名：ななせ* | 作成日時：2020年9月14日 15時
