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( ´^∀^){なんちゃってね) ページ32

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 取り敢えず一本、翔ちゃんとトビオちゃんの速攻で決めた。その後始まる前にすぐ、トビオちゃんに小声で話しかけた。


「トビオちゃんトビオちゃん」
「はい、何スか?」
「もし、トスを出す相手に困ってやむを得ず僕を選んだときは、『合わせる』トスじゃなくて、『普通の』トスでお願いしていい?」
「え?はい」
「ありがと」






 今度は相手もよく粘ってきて、レシーブ苦手な翔ちゃん(と、月島くんもあまりよろしくはない部類かな)を抱えるこっちは、少し余裕がなかったり。


 いや、ないわけじゃないんだけど。


「っ、チ……!!」


 トビオちゃんの舌打ちが聞こえ、両サイドがきっちり守られているのを見た。

 翔ちゃんがいる方にブロック三枚ついてて、龍ちゃんの方がドフリー。でも、正面にリベロ置いてるし、普通に龍ちゃん使ってもあの速攻やっても、確実に決められる、というわけではなくなった。

 それが普通であるのには違いないけど、気持ちの余裕がないのは辛いと思うんだよね…。


 うーん、可愛い後輩のために、ってやつかな〜…。




「トビオちゃん!!」




 翔ちゃんのいるところへ大きく一歩踏み込んだ。踏み込む足をぐっと曲げ、体を低く保ち、それから勢いよく上へ―…、飛ぶ!



 相手の掌がバッと眼前に迫り、僕は大きく手を振り抜いた、




「なんちゃってね」




 フリをした。

「よいしょ」

 ちょん、と指先でボールを弾き、ブロッカーの後ろに落とした。リベロの手は、遥かに届かない。

「作戦敗けだべー。フェイントする技術ないと思った?残念、僕は君たちをぶち抜けるほど、スパイクもうまくないのです」

 にっこり笑ってピースした。

「でも、二度はないから安心してね」

 苦笑いでそう告げた。







 

(・-・´; ){隠してる…?)→←(´д⊂)‥{もー、眠いなー)



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- 絵がカッコいい (2020年8月15日 21時) (レス) id: b71a30ab06 (このIDを非表示/違反報告)
- 方言的なのが、面白いです。 (2020年8月15日 21時) (レス) id: b71a30ab06 (このIDを非表示/違反報告)
遠山 - ファイト! (2015年9月19日 20時) (レス) id: 7d64baf24c (このIDを非表示/違反報告)
TYMS - 頑張れ! (2014年12月8日 21時) (レス) id: df9fd10a80 (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - ファンです!更新く( ̄Д ̄)ノガンバレーーー♪ (2014年10月28日 15時) (レス) id: f46468fbc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者ホームページ:http  作成日時:2014年8月19日 11時

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